妖精の尻尾のお姫様 Part20【FAIRYTAIL】

第656話 ネオ・エクリプス ページ26

ナツ「下がってろよ、初代」

メイビス「！」

ナツ「丁度、燃えてきた所だ」



ナツの顔が竜の鱗で覆われる



ゼレフ「竜(ドラゴン)の力」



メイビス「ドラゴンフォース…」

ゼレフ「ナツ、それではダメだよ
君にもアクノロギアのように
竜化する力でもあればよかったのに」

ナツ「オレは人間だ
アクノロギアのようにはならねえ
それが父ちゃん(イグニール)の意志だからな」



右腕に炎を纏うナツ



ゼレフ「たとえドラゴンではなくとも、人間でもないだろう？
END！！終わりだ！」



左腕に魔法を纏うゼレフ



ナツ「この炎でお前を倒す！！」




その時、ナツとゼレフの間にメイビスが入ってくる



メイビス「待って下さい！」

「「！！」」



ピタッと動きを止めるナツ



ナツ「何のマネだよ初代！！」

メイビス「私にチャンスを下さい！！
ゼレフと話す機会を！！」



ナツは少し考えたが
メイビスの頭をゼレフが後ろから掴む



メイビス「うっ！」

ゼレフ「君というやつは……」

メイビス「お願い…ゼレフ…話を聞いて
私はあなたを救える…不老不死からあなたを解放できる」



目を見開くゼレフ



メイビス「思いついたの！ あなたを”倒せる”方法を」

ゼレフ「無駄だよ
死ぬ為のありとあらゆる方法は試した…
ENDでさえ僕は倒せない」


メイビス「ならばなぜアクノロギアに怯えるのです」

ゼレフ「死ねないから恐ろしいんじゃないか
たとえ不死者であってもアクノロギアには勝てない
あれは人類の歴史を終わらせる者

つまりはこの先…全ての人類は滅びるんだよ
そして僕と君だけが残される…

奴は毎日、僕達を使って遊ぶだろう
何をされるんだろうね…でも僕達は死ねない…
永遠に奴のオモチャだ」

メイビス「その永遠を終わらせる方法があるんです！！」

ゼレフ「僕にもあるんだよ
ネオ・エクリプスという最善手が！」



ゼレフがメイビスの魔力を吸収し始める



メイビス「ああ！！」

ナツ「初代！」

メイビス「あああ！！」

ゼレフ「キミの魔力(フェアリーハート)は僕がもらう」






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