妖精の尻尾のお姫様 Part20【FAIRYTAIL】

第651話 消滅メェーン ページ21

アンナ「そして…その後
再会する前にレイラは亡くなってしまったわ」

ウェン「先生…」



アンナは目頭を押さえている


エルザ「話を続けてもらえるか」

アンナ「そうね…異変にはすぐ気づいた
この魔力に満ちた 時代に流れる”異なる魔力”
それはいかなる元素でもなく光でも闇でもない…”無の魔力”」

ジェラ「無の魔力？」


アンナ「そう…この時代にあるべきではない魔力…
というべきかしら…私は調査に行ったの
そして見つけてしまったわ…時の狭間を

おそらく私達が400年の時を超えた事で
本来の時間の流れが少し歪んでしまったの
時間という概念の修正力とでも言うべきかしらね
そうした私達の理解を超えた力が生まれてしまったのよ

時の狭間の中はまさに”無”
誰も生きられないし、誰も存在できない
例えアクノロギアだろうと」


ジェラ「そこへアクノロギアを誘導して閉じ込めようというのか！？」

アンナ「ええ」

ジェラ「しかし…！！信じられん…！！
時の狭間なんてものが
何年間も誰にも発見されなかったなんて…」

アンナ「私が隠してきたのよ」

ウェン「その空間は本当に時の狭間なのですか？」

アンナ「1年前の大魔闘演武で扉が開いた
あの穴は大きく反応した…間違いないわ」

エルザ「穴？」

アンナ「そうよ、普段は見えてないわ」



地面に転がっているミカンを拾い上げるアンナ



アンナ「大きさもこのミカンくらいなの
だけど間違って触れたら最後…二度と出る事はできない」



その時、一夜が現れて映像で説明しだす

一夜「作戦は至ってシンプル！！」

エルザ「！！」

一夜「我々は時の狭間を迂回しアクノロギアを待ち構える
追尾してきたアクノロギアは時の狭間に触れ…
消滅メェーン！！」


エルザ「そんなに上手くいくのか？」

アンナ「やるしかないのよ」




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