妖精の尻尾のお姫様 Part20【FAIRYTAIL】

第647話 効かぬ魔法 ページ17

エルザがジェラールに倒れ込んで抱きつく形になる



エルザ「！！」



そして、その間に挟まれるウェンディ
エルザは焦ってすぐさまジェラールから離れる
ジェラールも焦っている様子



エルザ「す…すまない！！」

ジェラ「あ…いや…」



お互いに頬が少し赤くなっている
ウェンディは酔った様子で床に倒れて目を回す
その様子を見ていた前回の女性が
ウェンディを抱き寄せて言う



女性「ウェンディ
この船は滅竜魔道士が乗る事も考慮して造られてるの」

ウェン「！」

女性「落ち着いて深呼吸してみなさい」

エルザ「(ウェンディを知っているのか？)」


ウェン「スー…はぁぁ…」



ウェンディが深呼吸すると船酔いが治る



ウェン「！」

女性「ホラ、平気でしょ？」



女性の顔を見るウェンディ



ウェン「あ…」



空を飛んでいる飛空艇を追いかけているアクノロギア



レイ「いいぞ！！アクノロギアがついてきた！！」

イブ「少し煽ってやろうよ」

ヒビキ「了解♡」



親指を立てるヒビキ



ジェニー「魔導収束砲ジュピター装填！！急速旋回！！」



飛空艇が方向転換しアクノロギアの方を向く




ジェニー「撃てェーい！！」




飛空艇の先端の砲台から魔法弾が発射される
次の瞬間、魔法弾がアクノロギアに直撃



ジェニー「命中！！やった！！」



しかしアクノロギアはガブッと魔法弾を食べる



アクノ「ゲプッ」

ジェニー「食べちゃったぁ〜っ！！」

ヒビキ「まさか…魔法が効かないのか！？」

イブ「実弾に替えるよ！」

レイ「効くとは思えねえが120mmをくらいやがれ！
アサルトペガサス！」




飛空艇から銃弾を発射するが
アクノロギアは回避していく



アクノ「我から本気で逃げられると思っておるのか？」




銃弾を全て避けながら
猛スピードで飛空艇に近づいていくアクノロギア



ヒビキ「奴がスピードを上げた！！」

レイ「天馬の速さを見せてやるぜ！！」

ジェニー「魔導ブースター点火！！」



猛スピードで飛ばす飛空艇を追いかけるアクノロギア
飛空艇がまた勢い良く揺れる

ジェラールがバランスを崩してエルザの胸に顔をうずめる



エルザ「うわぁ！」

ジェラ「ス…スマン…！」



舵を握っている一夜



一夜「水平維持ーっ！！」



女性を見ているウェンディ



ウェン「あ…あなたは…」


女性「思い出してくれたかしら」




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