妖精の尻尾のお姫様 Part19【FAIRYTAIL】

第621話 極限の付加術 ページ33

睨み合うエルザとアイリーン


エルザ「ウェンディ…すぐに片づけるからな」

アイリ「すぐにだと？笑わせないでくれるかしら 400年生きた “魔力” を前に！！」



片腕を振るだけで凄まじい威力の攻撃を繰り出すアイリーンとそれに対し、素早く後方に跳んでかわしていたエルザ
エルザの姿が爆風の中から出てくるやいなや、アイリーンは追い打ちをかけるエルザは飛んでくる攻撃を滑らかな動きで全てかわしてみせる



アイリ「400年もかけてあなたを守ってきたのに…」



攻撃の手を緩めないアイリーン


アイリ「生まれてきたら少しの役にも立たない小娘！！
私の幸せまで邪魔するつもり！？」



かわし続けるエルザ



エルザ「あなたの不幸はわかった…だが…」



アイリーンの方へと突っ込んでいき、剣を振るエルザ



エルザ「私は負けられない！！」



片腕で防ぎ、振り払うようにエルザを吹き飛ばすアイリーン


アイリ「そなたに私の不幸の何がわかる！！」

エルザ「あなたが私を捨てた村で私は捕まり
数年間…カルト教団の所有物とされていた…
あなたの400年に比べれば大した不幸じゃないな

それにあの時の自分があったから今の私がいる
大切に想える人もできた
つらい出来事も仲間がいたから乗り越えられた！！」



剣を振るエルザ
しかしアイリーンの体に剣は通らない



アイリ「綺麗事を！！そなたの存在全てが憎い！！
産まなきゃよかった！！死ね死ね死ね！！消えてなくなれぇぇ！！おぉおぉお！！！！！」



アイリーンの服が裂けていく…



エルザ「な！」



アイリーンの右腕の一振りに、防御したものの後方へ転がされるエルザ。そしてエルザがアイリーンの方を見ると…

ドラゴンと化したアイリーン
ドラゴンのアイリーンの右腕がエルザを襲う



エルザ「あ”っ！」



骨が砕ける音と共に吹き飛ばされるエルザ



エルザ「(い…一撃で…骨が…砕け…)」



動こうとするがとてつもない痛みがエルザの体に走る


エルザ「くあっ…あぁあああぁあ！！」

アイリ「もう動けまい」

エルザ「はぁはぁ…はぁはぁ」

アイリ「賢竜はエンチャントの力を更に増幅させる 高位(ハイ)エンチャントの上位、極限(マスター)エンチャントへと」

エルザ「うう…う…」

アイリ「これは大地や空、海…あらゆるものを超越した力 天体へのエンチャント」

エルザ「(…か…体が…動かん…)」

アイリ「さぁ…跡形もなく砕け散りなさい！！エルザァァァ！！」



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