妖精の尻尾のお姫様Part11【FAIRY TAIL】

第313話 壊せ ページ16

アクエ「知っての通り 星霊界最強の星霊…
主人の敵を殲滅せしめる星々の一撃だ」

ルーシィ「でも…あたし鍵持ってない」

アクエ「星霊王の鍵という物質は存在しない
ある特別な鍵によってその扉は開かれる

代償召喚術
一つの金の鍵を壊すことで精霊王の扉を一度だけ開くことができる

ルーシィ「金の鍵を…壊す？」


星霊を家族のように大事にするルーシィにとっては信じられない行動だった


アクエ「壊す鍵はなんでもいいわけじゃない
主人と星霊…信頼関係が高くなければ扉は開かない」

ルーシィ「そんな事…できるわけないじゃない!!!
イヤよ！ 誰１人として失えない大切な…」


アクエ「私の鍵を壊せ



信頼度っていうトコには不安はあるが長い付き合いだなんとかなるさ
仲間を救うためにやるんだ」

ルーシィ「アクエリアスだって仲間よ!!!
誰かを犠牲にして誰かを助けるなんてできない!!
他にももっと方法があるハズ
あたしはあきらめない!!!!」

アクエ「他に方法があったらこんな事提案するかよ
これしか方法はない」


ルーシィ「絶対にイヤッ!!!」


アクエ「鍵が壊れても私は死ぬわけではない
ただ２度と会えなくなるだけだ

私は元々お前の母 レイラの星霊だった
レイラが死にお前の手に鍵が渡った時 私は失望した

すぐ泣くし ガキだし 世間知らず
レイラのようなおしとやかさもない

レイラの娘だからとずっと我慢してきたんだ
ずっと…


私はお前が大嫌いだった」


ルーシィ「嫌われてもいい…あたしはアクエリアスが大好き…
あたしの初めての友達…あたしの…」

アクエ「いつまで甘えてるんだ!!!!
今 仲間を救えるのはお前だけなんだぞ!!!

大事なのは思い出か！？ 鍵か！？ 罪悪感が！？

違うだろ!!! 仲間を救う力だ!!!!
星霊魔導士としての力だ!!!
やるんだ!!! 私の鍵を壊せ!!!

お前にしかできない事なんだ!!!



やれ!!!!


ルーシィィイイィィィィ!!!!!!」


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