妖精の尻尾のお姫様 from 番外編 Part2【FAIRY TAIL】

第2話 ページ37

ミラ「あら、ルーシィおかえり」

ルーシィ「ただいまです…」

ナツ「どうしたルーシィ、元気ねぇじゃねえか」

ルーシィ「え！？そ、そうかな…あたしはいつも通り…」

グレイ「Aどうした？一緒に出かけただろ？」

ルーシィ「あ！えっと…疲れたから家に帰るって」

グレイ「そうか…」

ミラ「Aが帰るなんて珍しいわね」

ルーシィ「そうですね……ねえグレイ」

グレイ「なんだ？」

ルーシィ「Aの事…優しく労ってあげてね」

グレイ「お？おぉ…」



ルーシィの言葉はよく分からなかったが返事をしておいた





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・





A「(いつ帰ってくるんだ…
なんなら帰ってこなくてもいいんだけど…)」



Aはグレイにこの事を言うのが怖すぎで
キッチンの隅で体育座りをしている
もうこのまま言わなくても…と考えてしまう

するとガチャっと玄関が開いた
そして足音が近づいてくる



グレイ「A？居ないのか？」

A「(うん、居ない！居ないからキッチンから遠ざかってぇえ！！)」

グレイ「……お前何してんだ？」

A「うわぁあ！！」



顔を上げると台所の向こうにグレイがいた



A「いや…ちょっと隅っこって落ち着くと思って…」

グレイ「なんだそれ」



グレイは呆れながら笑いリビングへと向かった
そしてAはその足音を数歩聞いて立ち上がった



A「あ、あの！」

グレイ「？」

A「お話ししなければならない事があります！」

グレイ「話？どうした」


A「……っと…はぁあ…ふぅ…
えっとね、今日わかった事なんだけど…」



俯き加減で喋っていたAがバッと顔を上げた




A「こ、子供できました！」



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