第3話 ページ17
Aは、牡丹柄の淡い撫子色の浴衣に身を包み、青磁色の帯で締め、髪は軽く巻いて高い位置で盛り、髪飾りをつけた。
一方グレイは、褐色の浴衣に身を包み、素鼠色の帯で締めていた。
A「…ありがと…」
グレイ「…よし、じゃあ行くか」
A「うんっ…！」
夏祭りなだけあって人は多く
荒波の様に飲み込まれてしまいそうだった
グレイ「A、袖でも何処でもいいから
オレに捕まってろ、迷子になったら探すの大変だからな」
と言ってAに浴衣を掴ませるが
Aは掴んだと見せかけてグレイの手を握る
A「…握るんだったら浴衣じゃなくて手が良い」
照れながらも言ったAの頭をグレイは片方の手で撫でる。さりげに恋人繋ぎにして、ゆっくりと屋台を一度見て回る
A「見回ったところだし、そろそろ買ってく？」
グレイ「あぁ」
夜ご飯は屋台で済ますつもりだったので
先ずは胃に溜まるものから食べていく事にした
Aはたこ焼き、グレイは焼きそばと互いの店が向かい合わせであったので各自で買った
A「お家じゃたこ焼きとか滅多に作れないから良いね〜美味しい
グレイも食べる？」
グレイ「もらうわ」
Aはたこ焼きに竹串を刺して
自分の口近くに持っていき、数回フーッと息をかけて
グレイの口元に持っていく
グレイ「っ！」
A「ん？食べないの？」
いきなりのAの行動に顔を赤くし動揺を隠せないグレイ
不思議で頭を傾けるAを目の前に心が持ちそうにないが我慢してたこ焼きを食べる
A「美味しいでしょ？」
グレイ「…あぁ……こっちも食べるか？」
A「いいの？ 食べる！」
グレイも割り箸で焼きそばを取って
軽く息を吹きかけ、Aの口元に持っていく
Aは何事もなく、何の反応もなく口に含んだ
A「うん、美味しい〜」
グレイ「(気にしてんのは俺だけか…鈍感なのか鈍感じゃねえのか分かんねえなAは…)」
─────────
浴衣の柄変えてみた
．
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御子柴琥珀(プロフ) - にゃむさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！感激すぎる…！もう頑張っちゃいます！！ (2018年3月29日 1時) (
レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
にゃむ(プロフ) - 更新ありがとうございます御子柴琥珀さんのヒロアカが読めるだなんて…新作楽しみにしてます！！ (2018年3月29日 1時) (レス) id: dfa5d9a352 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - Natsukiさん» いえいえ！まだ全然途中で申し訳ありません！ ありがとうございます、頑張ります！ (2018年2月12日 8時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
Natsuki - 2人の旅行のお話凄く面白いです！最高です！リクエスト受けてくださって本当にありがとうございます。続き楽しみにしてます。受験頑張ってください (2018年2月12日 2時) (レス) id: eb3af96d18 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - 御幸すーずさん» いえいえ！喜んでもらえて良かったです！ (2018年1月2日 19時) (レス) id: 9bb560e444 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御子柴琥珀
| 作者ホームページ：http://kohaku mikosiba 0423
作成日時：2016年10月22日 15時
