第113訓-柳生篇-十三 天然パーマ流 ページ13
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ついた。門前に…。
先についていた沖田さんにみんなで横に並んだ。
門は開いていて、中にいたであろう門下生が刀を振りかざしてきたが銀時がその門下生をあしらった。
「なっ…なんだ貴様ら!?」
「わりーな 二人じゃねェ。
…新八ぃ 今日から俺らも門下だ。なんだっけ?天然パーマ流?」
「銀さん!!神楽ちゃん!!」
「お前ら!!Aさんまで!!」
門をくぐって見渡す。…この人数を近藤さんと新八さんは相手にしようとしとったんか。…さすがに骨が折れるでコレ。
向かってくる門下生を殺すわけにはいかんから、短刀を取り出して柄のところで峰打ちし、気絶させる。
「なんだァァァ コイツらァァ!!まるで歯がたたぬぞ!一体どこの門下だ!?」
天然パーマ流です。←
まぁ、どんどん倒していけばいずれ門下生は少なくなっていくわけで…気づけばバタバタ倒れている人でいっぱいやった。
倒していくうちに聞こえた銀時と近藤さんが言い争う声。どうやら、「妙さんのあんな顔でお別れなんて納得出来ん」みたいな感じ。
…確かに、そうやな。
「それでも
お妙さんに会いてェ奴だけここに来た!
なのになんでAさんまで連れてここに来ちゃうかなァァ もォォォ!!」
困った顔をして私達を見る。
いやな?近藤さん。私だって分からんのや。私がちょっと用事が出来たって言っただけで二人ともついてきたんや。まるで最初から私の行き先を分かってたように。
土方さんは煙草をふぅっと吐いて、
「A。てめーはわかりやすいんだよ意外とな。
……近藤さん心配はいらねェ。俺も我ァ通しに来ただけだ。柳生には借りがある。そいつを返しに来ただけさ。
ちなみに今日は仕事だったが早めに終わらせてきた。そこんとこも心配いらねェ。」
沖田さんは土方さんの真似やろうか、そんな動きをして、
「近藤さん、俺も我ァ通しに来ただけでさァ。このままいけばゴリラを姐さんと呼ばなきゃいけなくなる。俺にとっての姐さんは姐さんだけなんでね。
ちなみに今日はバリバリ仕事でしたがサボって来ました。」
「オメーはホントに我だな!!」
沖田さんのいつも通りに私は内心苦笑いをしておく。私もふぅ…をため息をついて、
「近藤さん私も心配いらんで。私はどっちかっていうと、妙さんに会いたくて来た方やから。
あの時の返事もしとらんし、まだ成果も見せとらん。近藤さんに恩も返しとらん」
「恩…?」
私は、少しだけ微笑んで見せた。
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運動系引きこもり(プロフ) - 無影灯さん» はじめまして!コメントありがとうございます!面白いと言うコメントを頂くとやっぱり嬉しいものです…。はいっこれからも頑張りますね!! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
無影灯(プロフ) - はじめまして、お疲れ様です!見やすくて、とても面白いです!これからも応援してます! (2020年3月12日 15時) (レス) id: 7a1223e495 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - 糸針シナさん» シナさんいつもありがとうございます引き継ぎが出来ました。ほんと、お礼したいですいつか。評価の方はこちらで頑張ってみます!ありがとうございました…!!シナさんも更新頑張ってください応援してます…! (2019年11月30日 16時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
糸針シナ(プロフ) - 評価ボタン押せるには押せますが見えませんね…、引き継ぎですが、こちらでできますよ〜!→ https://uranai.nosv.org/favcnt.php (2019年11月30日 16時) (レス) id: 2d5e82106c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年11月30日 15時