第92訓 それは家族のような ページ42
※会話文多め
【Noside】
「……んで、ここをひっぱって中身を出す。」
「うぇぇ なんかちょっとグ ロいアル。」
そう言って神楽もひっぱってみるが、中々上手くいかなかったらしく破けてしまった。
「あ！破れちゃったヨ…ッ！」
「最初は難しく感じるかもなぁ…。」
「コツがいるんだコレはよー。しょうがねーな…
おら、あー…」
「むっ……」
銀時が代わりに新しいのを採って直ぐに引っ張り出し神楽の口に押し込んだ。
色々説明をしながら神楽は言われた通りにやってみるが、
「プヒュー…」
「おー」「あら〜 失敗やな。」
「鳴らないヨ？！ブーッて！！」
「だからな？前歯でこう…」
神楽が鳴らした音はひょろひょろだった。銀時が神楽に教えている光景を見てAはニコニコ笑っていた。
「Aと一緒に鳴らすために私頑張るネ！！」
「私と？嬉しいわぁ、でも鳴らせたんやから後ちょっとや。頑張れ。」
「うん！」
また口をモゴモゴさせて、音を鳴らそうとしていた。今度は銀時が少し笑った。
「あれ、神楽ちゃんに銀さん！もう、こんな所で何やってんですか。依頼が終わって二人とも万事屋に帰ってきてなかったからビックリしましたよ〜！」
「おー ぱっつぁんじゃねーか。」
「新八さん、こんにちは。」
「Aさん！？こ、こんにちは…？
な、なんで銀さん達と…？」
「たまたまやよ。」
「あ！これホオズキ笛ですか？懐かしいな〜。最初はなかなかならないんですよね、コレ。」
「ほんほネ。なはなはならないヨ。」
※ほんとネ。なかなかならないヨ。
「じゃあ僕も久しぶりにやってみようかな。」
新八は銀時の横に座った。
「ほんなら、はい。」
「ありがとうございます。
……僕も昔ある人に教わったんだよ。」
「アネゴも？」
「そうそう。」
神楽はまんまるな目を銀時に向け、誰に教わったのか聞く。
「あー…誰だったかな。ま、俺は子供の頃から出来てたしー。」
「きっとその人の教え方が上手だったネ。銀ちゃん上手いヨ。」
「おいそれは俺の教え方が下手くそだって言いてぇのかコノヤロー。」
「Aも？？」
「うん、そうや。
…………………銀時はああ言っとるけど、本当は上手く鳴らせとらんかってんよ。」
「銀ちゃん嘘ついたアルか。最低アル。」
「おいA何言ってんだ、俺は最初から出来てたぞ。」
「ハイハイ。」
その時、ギュッと音が鳴った。神楽が鳴らしたようで、大喜びしていた。
「鳴ったネーっ！！」
.
第93訓 花より団子。団子より花。でも団子を喉に詰まらせるんじゃないよ→←第91訓 人には癒しが必要。休暇が必要。マブダチが必要。……あとは？
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miraiwalk8(プロフ) - ありがとうございます！夜はぐっすり寝てくださいwこの紅桜篇でも楽しんでくれると幸いです！ (2019年8月5日 2時) (
レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - 遅くなりましたが続編おめでとうございます ! 2 作品目は紅桜篇ですか ! しかも高杉氏の「俺と来い」発言 ? ! 興奮して夜しか眠れません…… ! 次の更新も楽しみに待っております ! (2019年8月5日 0時) (レス) id: d2be23fc95 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - 桜匁さん» ありがとうございます！！ほんと、コメントが嬉しすぎます…！ノロノロな更新速度ですが、今後ともご贔屓に宜しくお願い致します！！！ (2019年8月4日 11時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
桜匁(プロフ) - 続編おめでとうございます！ 今回は紅桜篇なのですね！ また東雲さんのカッコいい姿が見られるかなーと今からでもワクワクしております！ カブト狩りの回のお話も面白くて続きが今からでも楽しみです。 作者様のペースで頑張ってください。陰ながら応援しております。 (2019年8月4日 8時) (レス) id: 58c26fa576 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：運動系引きこもり | 作成日時：2019年8月3日 16時
