第45訓 女のナイフは時には鋭く、時には………………折る？ ページ45
誰かを救うこと。それはその人の荷物を背負うことだ。
「A。お前はこれからどうするのだ。」
「……分からん。これから決める。…………ヅラはどうするんや？」
「ヅラじゃない、桂だ。俺は幕府でも転覆してくるさ。」
「散歩してくるわ。みたいな感じで言うな。」
男───桂小太郎は目の前の女性、Aを連れていきたかった。
一緒に酒飲んで、笑って、Aといられるならそれだけでもよかった。なぜなら彼は彼女を好いていたから。
────
【NOside】
Aは見知った顔の男に出会う。桂だ。
特に何も思わず、じぃっとその光景を見ていた。
「いやぁ、スミマセンね！
「誰も協力した覚えはないで。……ヅラ。」
「ヅラじゃない。桂だ！！
………………んん？なんかよーく見たら、Aじゃないか！久しいな！」
「何やっとるん、アンタ。」
高笑いしている桂を見るA。これでも再開を喜んでいる。
「……というか、本当に攘夷浪士やっとるんやね。」
「攘夷“浪士”ではない、攘夷“志士”だ！」
「どっちでもええわ。」
いいや、良くない！と正直どーでもいいことをべちゃくちゃ喋る。Aは昔はこの男の説教をよくされたものだと懐かしく感じる。
すると桂はAを攘夷志士に誘う。しかしAは幕府を転覆するもなにも、将軍と姫の
一応やんわりと断り、なんとなく目的を聞いてみた。
「そんなのターミナルを破壊し、将軍を討つ。……しかし、」
とんでもないことを大声で喋るので次第に通行人達が足を止め始める。
桂は唸るように眉をしかめ、難しい顔をする。Aがどうしたん？と聞けば、
「実は将軍には専属の護衛がおるらしい。顔も素性も分からぬがまずはその護衛を討たん限りは将軍には近づけまい。」
「…。」
Aの表情が固まった気がした。あ、それ私です。なんて今この状況で言っても良いのだろうか、
Aが口を開きかけた時、何処か遠くから「かぁつらァァァアア！！」とバズーカ持った沖田が。
「犬共のご登場か。……逃げるぞA！」
「は、え？ちょ、」
桂は沖田に向かって爆弾を投げた。隣にはいつの間にか桂のペットもいた。
手をひかれ、走って、Aは騒がしい非番に思わず口元をゆるめた。
第46訓 爆弾、抱え持つくらいならその辺にポンポン無駄打ちしとけ→←第44訓 たとえ変な生き物がいたとしても世界中の生き物が平和を願えばそれが叶うと信じてみる
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迷い猫 - 絵うま！！絵うま！！絵うま！！絵うま！！絵う((( 殴面白いです‼頑張ってください！ (2021年10月11日 7時) (
レス) @page1 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ライさん» お褒めに預かり光栄でございますっ！！これからもよろしくお願いしますね！！ (2019年6月22日 23時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新頑張って下さい！応援しています。 (2019年6月21日 20時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ぽんさん» ありがとうございます！！そのような誉め言葉嬉しい限りです。これからも応援よろしくお願いしますね！(^-^) (2019年6月9日 5時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 初めて拝見させて頂きました ! 文章もわかりやすく、とても読みやすいです。これから物語がどう展開していくか楽しみです ! 応援してます ! (2019年6月9日 0時) (レス) id: d2be23fc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：運動系引きこもり | 作成日時：2019年5月19日 22時
