第30訓 トイレに入る時はまずノック ページ30
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△△△
「銀ちゃん…私、」
神楽さんは続きの言葉を言おうとした。だがそれはおじさんによって遮られた。
「何のマネだ？親子喧嘩に首つっこむなんざヤボだぞ。」
「……。」
銀時は何も答えない。一息置いた後、周りを見ながら言った。
「また派手に暴れやがったな。」
先程までいた親子の子どもは怯えた様子で母親に抱きついていた。
まるで神楽さんが恐いみたいに。そんな目を見てしまった神楽さんはどういう気持ちになったのだろうか。
「……帰れよ。」
「え」
しまった、と口を抑える。私に話してないのに驚きで思わず口から漏れてしまった。
「お前にゃやっぱ地球は狭いんじゃねーの。」
そう言って見るはボロボロに崩れた屋根。地面に散らばる瓦礫。これをまだ若い少女ともう年のおじさん二人で傘一本でやったと思えない。
「いい機会だ、親父と一緒に行けよ。これでさよならとしよーや。」
「え……なんで、なんでそんなこと言うネ。」
去っていく背中。それは止まってくれない。
「ちょっと待ってヨ！！なんで……なんで、なんで………………」
─────別に可哀想だと思わなかった。
うずくまってる神楽さんを見て、逆に疑問に思う。なんで銀時は神楽さんを突き放したのか。
すぐ答えは出る。銀時は昔から不器用な人だった。本当はその人の事を想って言ってるはずなのに何故か伝わらない。それがあの人だ。
私は道路を挟んで向こう側にいる。道路の真ん中には神楽ちゃんの和傘が落ちていた。
拾ってあげよう。
素直にそう思えた。だから道路に飛び出た。神楽さんの和傘に手を伸ばすと耳障りな音が聞こえる。そちらを見るとトラックが突っ込んできてるではないか。
「止まってくれェェェ！！！」
「！」
止まれないんか？やったら斬るか？
いやでも斬ろうにも人がいる。でも神楽ちゃんの和傘、潰される訳にはいかない。
「神楽さん！！」
「！A…？」
傘を思いっきり投げた。傘は神楽ちゃんの横らへんの地面に突き刺さり驚いているようだ。
でも肝心のトラックがこちらに迫ってきている。
「オイ、おま…」
神楽ちゃんパピー(仮)の声が聞こえたが関係ない。大剣は持ってきてないから
トラックは目の前だ。
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迷い猫 - 絵うま！！絵うま！！絵うま！！絵うま！！絵う((( 殴面白いです‼頑張ってください！ (2021年10月11日 7時) (
レス) @page1 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ライさん» お褒めに預かり光栄でございますっ！！これからもよろしくお願いしますね！！ (2019年6月22日 23時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ！素敵な作品をありがとうございます。これからも更新頑張って下さい！応援しています。 (2019年6月21日 20時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ぽんさん» ありがとうございます！！そのような誉め言葉嬉しい限りです。これからも応援よろしくお願いしますね！(^-^) (2019年6月9日 5時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 初めて拝見させて頂きました ! 文章もわかりやすく、とても読みやすいです。これから物語がどう展開していくか楽しみです ! 応援してます ! (2019年6月9日 0時) (レス) id: d2be23fc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：運動系引きこもり | 作成日時：2019年5月19日 22時
