第11訓 脇だけ洗っときゃいいんだよ 脇だけ ていく、つー ページ11
「友達助けるのに理由、いらないネ。それが江戸っ子の心意気アル。まだまだいっぱい楽しいこと教えてあけるヨ。」
「そうです。私達、友達です。だからこそ迷惑かけたくないんです。………………それじゃあ」
「待つネ!ズルいヨ!自分から約束しといて勝手に破るアルか!私もっと遊びたいヨ!そよちゃんともっと仲良くなりたい!ズルいヨ!」
「そーです。私、ズルいんです。だから最後にもういっこズルさせてください。」
“一日なんて言ったけどずっと友達でいてね。”
傾く陽を、姫様は背にしてこちらを振り向き笑ってそう言った。女王サンはそんな“友達”の姿に目を開く。
「そんなの、当たり前に決まってる…」
そんなとき、無機質な声が聞こえた。
「そよ姫様。」
「!Aさん!」
姫様が駆け寄った黒髪の女性に女王サンは、もしかしてコイツがそよちゃんの言ってたボディーガードアルか?と気になった。
「A?お前がAアルか?」
聞こえていてあえて無視したのかAは女王サンの言葉には答えず、代わりに姫様に話しかけてた。
「姫。友達は、出来たみたいですね。」
「……はい!」
「オイ聞けヨ。」
あぁ、すみません。とAは謝った。そして何故かそよ姫様だけ先に行かせていた。
「…あなた、ですか?そよ姫様とお友達になってくれたのは。」
「私は神楽アル!……お前はAアルな?」
その彼女───名は神楽と言った。
「神楽さん、私は東雲A。将軍様とそよ姫様の
「そよちゃんが言ってたネ。真面目で口が悪くて、でも人一倍優しいって。」
「!……そよ姫様ったら…」
少し照れた様子のAを見た神楽はなんとも言えない気持ちに陥る。
かわいいのだ。そんじょそこらで鼻水垂らして鞠蹴ってる小さな子供より、かわいいと思った。
ある考えとともに、
────コイツとも、友達に…
「……これが主人公補正アルか」
「ん?なんか言いましたか?」
「なんでもないアル!」
「……そうですか。……神楽さん」
“そよ姫様と友達になってくれて………ありがとう。”
△△△
【そよ姫様家出篇 終】
第12訓 上司はちゃんと仕事をするべきだと思います→←第10訓 同じ黒髪仲間として頑張りましょう!!
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迷い猫 - 絵うま!!絵うま!!絵うま!!絵うま!!絵う((( 殴面白いです‼頑張ってください! (2021年10月11日 7時) (レス) @page1 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ライさん» お褒めに預かり光栄でございますっ!!これからもよろしくお願いしますね!! (2019年6月22日 23時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ!素敵な作品をありがとうございます。これからも更新頑張って下さい!応援しています。 (2019年6月21日 20時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ぽんさん» ありがとうございます!!そのような誉め言葉嬉しい限りです。これからも応援よろしくお願いしますね!(^-^) (2019年6月9日 5時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 初めて拝見させて頂きました ! 文章もわかりやすく、とても読みやすいです。これから物語がどう展開していくか楽しみです ! 応援してます ! (2019年6月9日 0時) (レス) id: d2be23fc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年5月19日 22時