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デート2 ページ13

この視点では、桃井ちゃんには青峰が見えていない。よし、それが唯一の救い…!!


「は、春野くん!?どうしたの…?」

「い、いや、何でもないよ、桃井ちゃん。
そ、それよりこの店のオススメは…このカエルコーヒーなんだけど…」

ええい!ここは無理にでも強行突破してやる…!!

「ひえぇっ!?
カ、カカカエル、私無理なの!!」

あ゙、そうだったァ!!
確か、桃井ちゃんは幼少期に青峰のせいでカエルが嫌いになったんだった…!!くそ、恨むぞ青峰ェ…!!


「じ、じゃあこっちのザリガニコーヒーを…」

「ほっ…ザリガニなら大丈夫だよ!」

「よ、良かった…!
すみませーん、このザリガニコーヒー2つ頼めますか?」

そう言うと、店員が店の奥から出てくる。

「はい、ザリガニコーヒー二つでございますね。承りました、少々お待ち下さい!」

店員は眩しいスマイルを残して、ササっと迅速に店の奥に消えていった。かわいいなあの店員。


よし、コーヒーができるまでの間、用意していた話で会話をリードするか…!

「あの、桃井ちゃん。」

「ん、なーに?」

きゅん。
かわいい。めっちゃきゅんってきた。


「俺、実は…バスケ部のマネージャーになろうと思うんだ。」

「マネージャー?って、男の子がしてもいいんだね」

「おう、それは大丈夫。
俺、運動神経はアレだからバスケはできないけど、頑張ってる選手達を支えたいっていうか…」

__これぞ、ギャップ萌え作戦!!
チャライと思わせておきながら、実は根は超いい奴っていうアレだ!!


「__。春野くんって、いい人なんだね!」

「(よしキタァ!!)はは、桃井ちゃんに褒められると嬉しいぜ。
明日、入部届出す予定だから、一緒にマネ業だな」

「うん!頑張ろうね_____はーちゃん!」

……。

…………。




……………。

は ー ち ゃ ん !!!

「ぅぐわぁっッ!!」

「は、はーちゃん!?
どうしたの?もしかして、あだ名呼び嫌だった…?」

違う、逆なんだ……桃井ちゃん!!

「う、ううん。嬉しいよ。
今まででついたあだ名はリバースバナナとかゲロ吐きバナナとかそんなんしかなかったから」

「り、リバースバナナ…?」

首をかしげる桃井ちゃんもまた可愛い。
そして……そろそろだな。
コーヒーができあがる時間___ッ
昨日しっかり計っといたんだよ…!!

これで雰囲気をつくった。
あとは、恋愛フラグを全力で立てにいかねば…!!

そして青峰お前は帰れ。

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しゅん - 面白いです! (2018年6月7日 18時) (レス) id: 32b41a532f (このIDを非表示/違反報告)
未来紡 - コメントありがとうございます!自分では超スローペースだと思っていたので、とても嬉しいです!頑張ります! (2018年3月18日 10時) (レス) id: 8800973e38 (このIDを非表示/違反報告)
ぱやぱや(プロフ) - 流れがサクサク進んでいいですね。更新楽しみにしております(●´ω`●)頑張ってください! (2018年3月18日 9時) (レス) id: 918f2226ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未来紡 | 作成日時:2018年3月11日 17時

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