episode.1 ページ2
ーこの未来を、変えれるのならばー
_____絶対に………
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「ね、ねぇ、ミライ!この造花……どうかな?」
毎度のごとくに聞いてくるマリー。さっきから何も変わっていないような気がするが、こんな事言って“また”不機嫌になられたら困るので黙っておこう。
「…う、うん。いいんじゃない?…でもマリー、そろそろ新しい仕事探した方が……」
と、私が言いかけると
「ひ、酷い…!ミライまでそんなこと言うの……?」
なんて涙目で言ってくる。
いや、でも本当のことなんだよね。
だってこの仕事月収500円だよ?
どう思う?
「……聞こえてる」
「……………。(スルー)」
そう、いつもの会話を繰り広げていると、コンコンとドアをノックする音が聞こえた。
返事をする間もなく、キドがドアから顔を出して言った。
「お前らは、ほんと仲が良いな。俺は少し出掛けてくるから」
「…例の新人?……いってらっしゃい、気をつけて」
「…?し、新人……?よく分かんないけど…は、早く帰ってきてね…?」
「おう、行ってきます」
2人でお見送りした後、私たちは造花作成の続きを始めた。
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作者名:美頼/MIRAI* | 作成日時:2020年7月11日 20時