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memory20〜少年達行方不明☆〜 ページ24

翌日…アタシは霧野や佐久間の事が気がかりで、いつもより早く目が覚めた。

ベットから体を起こし、着替えたり髪を結んだりしていると、ふと新しく買ったアタシのスマホが目に入った。

何か色んなページ開かれてんだけど…?

こんな事する奴、アタシはこの世に一人しか知らん。

A「……アタシのスマホで何勝手に調べてんだよ、コスモ」

コスモ「あッご主人!おはようございます!今日はいつもより早い起床ですね!」

A「まあな。てか話をそらすな、この疫病神め。折角新しいスマホに変えたのに、今度は容量オーバーで壊れるだろうが」

コスモ「大丈夫ですって!なんてたって、このボクがいるんですから!」

A「……今の所、ほとんどアンタが壊してるだろ」

コスモ「ワーキョウモイイテンキデスネー(棒)」←

全く…アタシは溜息をつきながら、メカクシ団の制服とも言えるパーカーに身を通す。

にしても何でいきなりこんな調べ事なんか…。

取り敢えず深掘りはせずに、軽く聞いておくか。

A「んで、その調べ事の収穫はあったのか?」

コスモ「……いえ、全くと言って収穫はありませんでした」

いつも明るい表情をしているコイツが、珍しくその顔を曇らせた。

…やっぱこんな明るい奴にだって何かしらの悩みぐらいあるんだな。

A「そうか……。まあ、アンタの悩みもいつかは解決するさ。さ、早くアイツらのとこ行くぞ」

コスモ「了解しました」

アタシが優しくそう声をかけると、コスモは曇らせていた顔を少し明るくさせた。

アンタにはそれくらいの笑顔が似合ってるよ。

用意を完全に済ませたアタシたちは、メカクシ団アジトへと出かけていった。




in メカクシ団アジト

A「ちぃーす」

コスモ「こんにちはで〜す!」

南雲「あッ!?夏空、コスモやっと来たか!」

いつも通りドアを開け中に入ると、焦りに焦った南雲が目の前に現れた。

…南雲がこうなってるという事は、きっとよからぬ事が起きたんだろう。

A「どうしたんだ、そんなに慌てて」

アタシが焦る南雲を落ち着かせながら聞くと、南雲の背後から泣きべそをかいている神童がひょっこり顔を出した。

何?まさか南雲…神童泣かせた?←

と、思っていたがそれはどうも違うらしい。

神童「実は……アフロディさんが俺たちに許可なく、霧野を外に連れ出しちゃったんです」

南雲「しかも……鬼道たちも佐久間を連れ出した」

…何勝手にやってんだアイツら。

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作者名:*彩葉* | 作成日時:2021年8月21日 17時

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