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2人目:水色 ページ5

〜BroooockSide〜

森の中、相変わらず違和感を覚えたまま仲間を探して宛てもなく歩いている。
危険な猛獣も居る。
そこは魔法世界と変わらなかった。

「「ファイヤ・バースト!!」」
轟音と共に目の前の敵が焼け落ちる。
今日だけで10回は見た。

…と、思ったが10回目はちょっと違った。

ジュウウウウ…




「嘘!?」

今度の大蛇は、炎の魔法じゃ傷一つ着かないようで。

「どいてぶるーく、「「アイスッ!」」

…シャークん?そんな魔法じゃ傷つかないよ?
案の定...彼の腕から放たれた氷の礫は、大蛇の屈強な鱗に全て跳ね返された。

そう。まるでNakamuの様な魔法を使うのだ。
でも、僕火の魔法しか使えないし...シャークんこんな感じだし...。
僕は召喚魔法である赤魔法も実は使える。

でも僕は赤魔法を使うのに必要なメイスは持っていない。

だってあれ重いし邪魔!なんできりやんやスマイル杖とか持って動けるの可笑しいよ!

…ってことで。

「ぶるーく…」
「詰んだ」

「マジ!?」

「ぐおおおおおお!」…と恐ろしい鳴き声を上げ、大蛇が木々を薙ぎ払いながら突っ込んでくる。

…。

僕は、放心状態で目を瞑った。
シャークんの魔法が、力がどうか。もとに戻ってくれたらいいのに。
そう少し願って。


その恐ろしい鳴き声と共に、大蛇の牙が僕に迫る。
次の瞬間、僕は大蛇の悲鳴を聞いた。



「え…?」

恐る恐る、目を開ける。
そこに立っていた人影に僕は驚いた。

「よし、今日の晩飯♪」

そこにいたのは、変わり果てた姿のNakamuだった。
いや、死んではいないよ?

でも...これは...

腰に鞘、その中に短剣。
右腕には切り傷、左腕に水晶付きの杖。
服はパンダパーカー…では無く。

破れた長ズボンと汚れたYシャツ。

まあ事情は後で聞くとして、今はシャークんを元に…
「大丈夫だったお前ら?こんな森の中まで一般人が来るなんて...」
「なか、む…?」

「あ、俺が森の出口まで送るから。早く帰ることをお勧めする」
「え、ねえ!?俺たちの事、覚えて...る?」
「…え?」









残念なことに、今度はかなり厄介だ。
喋り方シャークんだし、しかも。









記憶まで、無くしてる。

森の英雄→←水色の緑



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べにくん - 続編楽しみですね〜! (2019年7月14日 15時) (レス) id: d72e94c381 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編も楽しみに待っています! (2019年7月14日 12時) (レス) id: 9242bd45dc (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 抹茶んさん» 始めまして!全部読んだんですか?!ありがとうございます、頑張ります! (2019年6月29日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - べにくんさん» ありです!亀ですが頑張ります♪ (2019年6月29日 14時) (レス) id: 689ccac82f (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 夏々さん» 有難う御座います!(*´ω`) (2019年6月29日 14時) (レス) id: 689ccac82f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らっきー&ムック x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年4月22日 18時

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