戦いの始まり ページ31
〜BrooockSide〜
『いいかぶるーく、この国はずっと苦しい籠城を続けてきたが、今度の兵力は恐ろしい程だ。君たちの協力が…』
「わかったよ〜、全部倒せばいいんでしょ?」
『…本当にわかってるのか判んないけどまあいいや』
白いヘッドフォンから、きりやんの声が聞こえる。
別の場所に居るシャークんにも、この声は聞こえてる。
スマイル。
居る筈だ。僕らの魔力魂が、僕らのクリスタルが、紫色に光っている。
僕の色…『赤色』だけが、無い。
彼が持っている筈。
そして僕の仮説が正しければ…。
「シャークん…僕らの力を込めた魔力魂が6つに割れたせいで、僕らの記憶と魔法は混濁してる...あと一色、スマイルの持っているはずの赤色を加えれば...みんなの記憶も元に戻るはず!」
『…それでスマイルを探すのか』
「…うん、黒の国の兵士の中に何故か居るっぽいからね。きりやんときんときの一応の母国を救うためにも頑張んないと。」
『ああ...で、俺に言いたいことって…』
「ああ、Nakamuが暴走したら、シャークんが止めてねって事!」
『…え、無理なんだが』
「大丈夫だよ、思い当たることがあるって言ってたじゃん!」
『うん…まあ、な。』
『あーあー…ぶるっく、シャークんだっけ?宜しく!』
きんときの声も加わる。
『暴れたらごめんだけど、頑張るよ…』
次にNakamu。
やっぱりだ。
人数が多い方が、僕はわくわくしている。
『みんな、今日は強敵も多い、はっきり言って国の危機!俺の指示通りにやれよ?いいな?あと報連相。宜しく!』
そういった後、きりやんは何か思い当たるかのように黙り、数秒後。
『ぶるっく…シャークん…。俺らの消えた記憶を、探して。…信じてる』
「…僕も!」
さて。
此処までは、未だこの物語の壮絶な前振りに過ぎない。
僕らは今日から、戦い漬けの日々を送ることになる。
この10日。
10日で、全ての決着がつくと知ったら、彼はなんと思うだろうか。
物語が、一つ足を進めた。
『来た!』
「皆…行くよ!」
「了解!」
僕らは、飛び出した。
〜
「…ほら、お前は頑張ってるよ。だから…____、____…」
「もうすぐ、_の_の___も、__るよ…?それまで____…」
「__の____は、__と___んだから…」
彼らの旅の。
長い長い終末を。
君は、見ることが出来るだろうか。
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べにくん - 続編楽しみですね〜! (2019年7月14日 15時) (レス) id: d72e94c381 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 続編も楽しみに待っています! (2019年7月14日 12時) (レス) id: 9242bd45dc (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 抹茶んさん» 始めまして!全部読んだんですか?!ありがとうございます、頑張ります! (2019年6月29日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - べにくんさん» ありです!亀ですが頑張ります♪ (2019年6月29日 14時) (レス) id: 689ccac82f (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 夏々さん» 有難う御座います!(*´ω`) (2019年6月29日 14時) (レス) id: 689ccac82f (このIDを非表示/違反報告)
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