始まりの日。 ページ14
〜きりやんSide〜
ぶるーくに聞かれた。
「何でこんな旅をしてるんだっけ」って。
実際俺もよく覚えてはいなかった。
そんな話をしているのを聞いたNakamuが。
呆れながらも話し始めた。
〜NakamuSide〜
バシュッ！
空気を切る、乾いた音。
闇市の影、薄暗い路地だったな。
「見つけたぁぁぁ！」
このときのぶるっくにはとても怖い声に聞こえたのだろう、怖気ついてしまっていた。
ぶる「止め…やめて、離して！」
その大人は敵国の魔法研究者で、紋章を持つがコントロールできない、というほどの力はやはり魅力なのか。
ぶるっくを捕まえようと狙っていたらしく、ぶるっくも後から「あんな怖い大人はいなかった」と言っていたぐらい。
そこにたまたま通りかかったのが、俺ときりやんだった。
ぶるっくはきりやんと同じく本家の血筋だから、顔は知っていた。
なか「ねえ、きりやんあれ...」
きり「もしかしてやばいやつ...？」
俺らは頷きあう。
このとき俺は、ぶるっくを助けたことで自分たちも狙われることになるなど、知る由もなかった。
きりやんは元々だが。
俺の一族は魔法一族の中でも端くれだったからだ。
まあ、この話は悲しくなってくるから置いておいて...
きり「おい、お前...」
なか「離せよ。」
「お前ら、何者だ？関係ねえだろ？」
きり「いや、俺はライト。白魔法民族の子としてこいつを守る。」
「はっ？！お前が...？」
すると男は目の色を変えてこちらに向かってきた、が。
きり「だから、離せって言ってるじゃん。」
きりやんは、杖で男を突く。
白い閃光が、男の体を吹き飛ばした。
「あっ！お前...！」
しかし。
男は暫くきりやんとぶるっく、それから俺を見た後、明らかに悪意のある表情を浮かべて去って行った。
俺は急いでぶるっくを助け起こした。
なか「大丈夫？君、炎のグレン・ルークだよね...？なんでこんなところに...」
するとぶるっくは俺の手を振り払って言った。
ぶる「僕に触らないで！」
「なんで？、なんでこんなとこに居るの」ときりやんが聞くと、ぶるっくは下を向いてしまった。
俺はいてもたってもいられなくなって、言った。
なか「行くところがないなら、俺らと一緒に来ない？」
ぶる「え...」
きり「俺、今逃げてるの。この世界から。」
そう。もともとこの旅は、親友だった俺がきりやんを逃がすために始めたんだ。
でも。
このときはぶるっくの秘密なんか、知らなかったんだ。
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らっきー(プロフ) - ちょっと修正を入れました (2019年5月5日 5時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» 学級閉鎖おめでとう( ;∀;) (2019年1月30日 4時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - 元気じゃない！弟の方がなぜか元気だよ！咳がヤバい、喉痛い (2019年1月23日 14時) (レス) id: 0c8dec5eed (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - ムックさん» うん…知ってた…。ってか元気だね (2019年1月23日 3時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
ムック - らっきーさん！お知らせだ！私インフルA(多分弟のせい)psメモは友達に言うから友達に渡してくれ (2019年1月22日 16時) (レス) id: fb1e724205 (このIDを非表示/違反報告)
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