光と影の行方 ページ36
〜NakamuSide〜
ぶる「みんなおはよう〜」
俺たちの緊張が解れたのは、ぶるっくの何時ものゆるっとした声からだ。
なか「ぶるっく...もしかして覚えてない？」
ぶる「？」
スマ「お前自分がどうなってたか、覚えがないのか？」
ぶる「？？？」
……。
いや、マジかよ。
〜
これで、全ての問題が解決した。
シャークんの薬の呪いも(副作用までは取り切れなかったけど)、
きんときの魔力崩壊の事も、
きりやんとスマイルの事も。
時間はかかってしまったけど、ようやくみんなが平和な日常を送ることが出来るんだ。
きん「見つけた...！」
ぶる「これが...その、聖なる、洞窟…。」
なか「やっと、やっと着いた！」
幻想的な風景だった。白い水晶で形作られた洞窟の中に、スポットライトの様に虹色の光が差している。
シャ「ここが...」
すると、きりやんが言い難そうに口を開いた。
きり「じゃあ、スマイル。…本当に、いいの？」
スマ「…おうよ。」
これが、俺らの出した結論。
シャケ、きんときがスマイルに駆け寄る。
きん「スマイル、俺らが絶対にお前に呪いをかけた奴を倒して、お前の呪いも解いてやるから。」
魔法が無い世界って言ったって、俺らの能力は引き継がれるし異能力者、みたいなものも何人かは居るらしい。
スマイルの話だと、「アウトランド」はこっちと比べると大分平和だ、と。
スマ「しばしの別れ、って奴かな？ていうか俺はきりやんと一緒に何時もいるよ。」
シャ「絶対に...お前がもう一度向こうの世界に戻れるようにするから...」
なか「信じて、見てて。」
スマ「解ったよ...」
すると、最後にきりやんが彼の隣に寄り、手を差し出した。
きり「ごめんね？」
そう言いながら、息を一つ吸い込んでスマイルときりやんは手を合わせる。
そこから迸った光の中で、2人の姿が一つに重なった。
きり「成功...」
なか「スマイル...」
きん「よかったじゃん。これで、向こうでやらなきゃいけないこと出来たけど、6人でアウトランドに行けるんだろ？」
シャ「うん...」
スマ『人を死んだみたいに言うなよお前らｗ俺は、ここに居るよ。』
きりやんの近くから聞こえて来た彼の声に、みんなが笑った。
なか「じゃあ、皆。いっせーので、行くよ？」
「せーのっ！」
掛け声と共に、俺たちは同時に洞窟に足を踏み入れた。
かあん、と靴が当たる音が綺麗に木霊した。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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