白の魔力魂 ページ37
〜シャークんSide〜
ゲートのような形をした大きな水晶が、七色の光を放っている。
その上の方には、何かをはめるような溝が出来ていた。
シャ「じゃあ...」
俺は、口を開いた。
これを行ったらもう、俺は魔法は使えない。でも、それで皆を守れるなら。
ゲートを開くためには、特殊なクリスタルが必要。
俺ぐらいの魔力を全て注げば...
そう思って、右手を前に出した時。
シャ「え？」
その上に、きりやんの手が重なっていた。
きり「お前一人に負わせないよ？」
シャ「いいの…？」
なか「うんっ！」
すると1つ、1つと手が重なっていく。
スマ『俺も』
きり「じゃあ俺は両手かｗ」
ぶる「…みんなで行く。僕らも手伝わないと」
俺は皆を見渡す。
5人は真っ直ぐな瞳で此方を見つめ、頷いた。
シャ「せーのっ！」
「『ジョイン！』」
ジョイン。ドイツ語で「結合」。
正しい呪文は、実のところ判らなかった。
皆で言えば、誰かが正解するかなあと思っていた。本当は呪文をいうのは一人でいいのだ。
なのに...
揃った。
きん「すげえ...」
作り出すのが困難とされていた魔力魂が、俺らの手の中で形成されていく。
シャ「…お前ら、知ってた？正しい呪文...」
きり「あ？適当。」
きん「あ、ばれた？」
シャ「…ははっ！凄いな。お前らも、俺も。」
皆、知らなかった。この小さな奇跡を俺は噛み締めながら、形成の様子を眺めていた。
光が止んだ時、俺の手の上にゲートの溝と同じ形のクリスタルが出来た。
普通魔力魂は、黒く光るのだが...
スマ『白い…』
なか「ほんとだ...」
そこから出る小さな光も、虹色だった。
赤、緑、黄、青、水、黒。
光の三原色でもないのに。
ぶる「いよいよ…」
きん「さ、シャケ。」
きんときに押され、俺は白いクリスタルを一瞬だけ握ると、水晶のゲートにはめに行った。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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