赤い瞳 ページ26
〜きりやんSide〜
一瞬だった。
一寸先に居るきんとき、それとここにいる俺たち4人に、とても大きな金属の檻が降ってきたのだ。
なか「え！？」 シャ「やべっ！」
スマ「しまった！」 きり「あ？！」
それぞれが驚きの声をあげる。
なか「きんとき！？大丈夫なの！？」
次にNakamuが考えたのはきんときの事だった。
きんときの上にも、別の檻が被さっている。
その奥に居る、ぶるーくを見た時。
俺の背筋は凍り付いた。
きり「ぶるーく？！どうしたんだよ？！」
シャ「駄目だ！これ、魔封じの金属で作られてる...！俺の魔法じゃ割れない...」
スマ「テレポートすればいいじゃんか！」
スマイルの指摘は正しかった。けど...
俺は、隣にいるNakamuを見た。
テレポートはとても高度な魔法で、紋章持ちでも扱えるか扱えないか程の魔力を要する。
俺たち...ここにいる3人は使える。だけどきんときやぶるっくは属性上使えないし、
Nakamuは...
「こうなったら袋の鼠だな。」
シャ「お前…！」
俺の考えは声で遮られた。その人影には見覚えがあった。
シャケの父と、今まで俺たちが追われていた敵の国の研究員達。
「じゃあ、『青の宝石』。約束のものを返して貰おうか。」
約束の、物。
察しは、ついていた。だけど恐ろしくて、それは考えられなかった。
きん「約束が違うぞ？！ぶるっくに何したんだよ…仲間割れさせろなんて、出来ないよ...」
すると、男が手をあげた。それと同時にきんときの身体がぐらりと揺れる。
そのポケットから、赤いクリスタルが転げ出、空を舞って男の手の中に納まる。
きんときは体を動かせない魔法でもかけられたのだろうか、必死に歯を食いしばり、その青い瞳で
俺らを見た。
「逃げろ」
そういっているかの様に。
でも俺らは目の前で起きていることがまだ信じられなくて。
「これが、お前がずっと欲しかったものだ、約束どうり、ほら。」
次にきんときの二つ名、全くもってそうとしか言えない「青い宝石」が、きんときの身体に入って光って消えた。
きん「…」
「これでお前は消えずに済むだろう。その代りだな、此奴を貰ってくぞ。」
きん「そんなの...約束と違う！」
いつ、何処でどんな約束をしたのか。
今の俺たちには、知る由もないのであろう。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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