ふたりでひとつ ページ18
〜きりやんSide〜
な、何で、俺が...
段々薄く、透明になっていく自分の掌を、俺は唯眺めることしか出来なかった。
考えていたのは、スマイルのこと。
あいつが消えて、俺の体が崩壊を始めた。
どうして？あいつと俺は...ただの友達のはず。
あの時だって...お前は可笑しかったな。
きり『スマイル...あのさ。Nakamuって友達から、誘われたんだ。旅に出よう、って。俺...このままこの世界に居たら…きっと誰かに捕まる。俺は光の最高位種族の証...自分の紋章を奪われて、家を追い出された。俺の居場所は...ここには、ない。』
スマ『…アウトランドに、行く気なのか？！』
きり『アウト、ランド？』
スマ『…いや。今のは忘れて。...その友達って奴は、信用できる奴か？』
きり『うんっ！とっても優しい、皆のことを考えてくれるいいリーダーだよ。』
スマ『そっか。...きりやん。俺も連れてって。俺もこの世界に居場所が、無いんだ。』
きり『…わかった。』
何故か俺の行く場所に、過剰に毎回反応してさ。
その時は、なにも思わなかったけど。
今気づけば、出会ってから離れたことは...あまり無かった。
俺が...間違ってたのかな。
そんなことを考えた、時だった。
「きりやん！…やっと見つけた！」
遠くで、俺を呼ぶ声がした。
スマイルか、と一瞬期待をしてしまう。
振り向くと、ここまで休まずに走ってきたのだろうか、シャークんが息を酷く切らして立っていた。
きり「シャケ！？どうしたんだよ...」
シャ「お前こそ大丈夫なのか？！…あぁやっぱり。着いてこい、スマイルんとこ行くよ！」
きり「待って...どういうことなの...もう、俺...自分が何やってるのか、わからなくなったっ…。」
俺にとっては憎々しく光る、俺の拳の上に乗せられたシャケの手の紋章。その上に、ひとつ、ふたつと涙が落ちる。
彼は泣いている俺に対して、言いにくそうに現実を告げた。
シャ「…ぶるっくが、きんときに捕まった。」
きり「え？！どう、して...じゃあNakamuは？！Nakamuはどうしたの？まさか置いて...」
シャ「…そんなわけないだろっ！Nakamuは...」
彼はきんときが何故そんなことをするのかも入れて、この場にNakamuがいないことの説明を始めた。
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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