鬼舞辻に繋がる手掛かり ページ10
◇
言い淀んでいる柱達に、更に御館様は衝撃的な言葉を重ねる。
「それに炭治郎は、鬼舞辻と遭遇している」
その事実を聞くや否や、柱達は途端に
『「「！？」」』
「そんなまさか…」
「
「こいつが！？」
「どんな姿だった！？能力は！？
場所はどこだ！？」
「戦ったの？」
『…周りの死傷者の有無は？』
「鬼舞辻は何をしていた！？」
「根城は突き止めたのか！？」
「……」
一気に捲し立てられ竈門は目をぐるぐると回していた。
つい一緒になって捲し立ててしまった。
「おい答えろ！！」
「黙れ！俺が先に聞いてるんだ！」
「まず鬼舞辻の能力を…」
柱同士で言い合いにまでになっていく。
そんな柱達を御館様が口許に人差し指を当てて静まらせる。
この錯乱した事態を指一本で止めるとは、流石鬼殺隊を纏めあげる当主に位置する御方なだけある。
「 鬼舞辻はね、炭治郎に向けて追っ手を放っているんだよ。
その理由は、単なる口封じかも知れないが、私は初めて鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない。
恐らく禰豆子にも、鬼舞辻にとっての“予想外の何か”が起きているのだと思うんだ。
分かってくれるかな？ 」
「「……」」
御館様にここまで言われるとなると誰も言い返せないが、風柱だけが閑散した空気を切り声を発して物申した。
「分かりません、御館様。
人間ならば生かしておいてもいいが、鬼は駄目です。承知できない。」
昂る衝動を抑制しようと、ギリギリと唇を噛み締めていると思っていると、今度は徐ろに風柱自身の腕を日輪刀で斬り付け始めた。
血がボタボタと皮膚を伝い滴っていく
「！？」
「(え？え？何してるの？お庭が汚れるじゃない)」
『！』
まさか…！
「御館様…！！証明しますよ俺が、鬼という物の醜さを！！」
「実弥…」
「オイ鬼、飯の時間だぞ、喰らいつけ！！」
そう叫ぶとと共に風柱は自身の血を、竈門の妹が居るという木箱に血を垂らす。
やはりか、予想が的中してしまった。
そしてそれを傍観していた伊黒さんが無慈悲に指摘をしする
「不死川、陽向では駄目だ。
日陰に行かねば、鬼は出てこない。」
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Aちゃん全然喋らなくてごめんなさい( ´ •̥ ̫ •̥ ` )
なるべく自然に話に混ぜたいので…
お許し下さい…
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渦(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！コメント返信遅くなってしまって申し訳ないです！！これからも頑張って更新させていただきますね！ (2021年9月15日 21時) (
レス) id: d1870f2c27 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月9日 21時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渦 | 作成日時：2021年1月6日 1時
