第3話 ページ3
【A】
貴「ごめんね、ダメだった」
城から少し離れた私専用の研究施設。
そこには様々な異生物が飼育されている。
私は1匹の赤いドラゴンに両手を伸ばした。
貴「あなたも少しはダイエットしないとね」
そう笑うと、嫌だと言いたげに首を振った。
貴「だーめ。
飛べなくなったらどうするん？」
しゅんとする彼女の頭を撫で、そっとキスをした。
貴「大丈夫大丈夫。
ほら、定期検診するよ」
人より少し大きめの針彼女の腕に刺し、採血した。
貴「はいおしまい、お部屋に戻って」
檻の鍵を閉め、手を振って研究室に入った。
貴「はーい、定期検診の時間だよー」
研究所内にいる子達一人一人採血し、健康状態を調べた。
貴「うん、みんな元気やね」
お腹がぐぅ、と鳴り、自分の空腹に気が付いた。
そう言えば、昨日から何も食べてないや。
食堂行けば何かあるかな。
研究室を出て城に戻り、食堂に向かった。
鬱「お、Aちゃんやんけ」
貴「どうも鬱さん」
ロ「やっほー」
貴「ロボさんも、こんにちは」
私はオムライスを注文し、お盆にのせた。
彼らの前に座ると、すでに食事した後のようでお皿が空っぽだった。
鬱「これからお昼なん？」
貴「えぇ」
ロ「お昼言うてももう3時やん」
貴「子供達の世話が忙しくて」
オムライスをスプーンですくい、一口食べた。
貴「んん〜、一日ぶりのご飯！」
鬱「えっ、昨日食べてへんかったん！？」
貴「えぇ。
古龍の世話を付きっきりでしてたので、ご飯を食べる暇が無かったんよ」
ロ「大変やなぁ」
貴「まぁ、でも楽しいんで」
鬱「俺あの子好きやわ、うさぎに羽が生えた…」
貴「ほんと？嬉しい…！
良ければ見に来ますか？」
鬱「ほんま？行く行く！」
ロ「Aの研究室はファンタジーの世界やもんなぁ」
私は笑って「せやな」と言った。
ロ「てか大先生行くなら俺も行くわ。
お前を1人で行かせたらアカン気がする」
鬱「な、なんもせーへんわ」
貴「みなさんでどうぞ」
？「おっ、みなさんお揃いで」
その声を聞いた瞬間、私たちの背筋が伸びた。
ゾ「あれ？あれれれぇ〜？
お皿が空っぽですねぇ〜」
鬱「あっ、あー！ゾム〜！
いいとこに来たなぁ！」
ゾ「え？」
鬱「これからAちゃんの研究室に遊びに行くんやけど、お前も来ーへんか？」
ゾムさんはふむ、と考え、「行く」と答えた。
ゾ「じゃあAが食べ終わるまでお前らもなんか食お、な？」
鬱「ヒェ…」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - クロカさん» ありがとうございます！エミさんの気持ちもわかりますね。これからもよろしくお願いします。 (2018年9月24日 19時) (
レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
クロカ(プロフ) - ゆ、夢主ちゃん……かっこいいぃ(*ﾉωﾉ) 普段めっちゃ可愛いのに、急にSになるとか……ギャップがものすごくいいですね！！好きです！！ これからの、展開が凄く気になります！応援してます！！('◇')ゞ (2018年9月24日 17時) (レス) id: 9f03df5593 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 紺狐(ユウ)さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年9月24日 13時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
紺狐(ユウ) - 面白いですね!更新頑張ってください! (2018年9月24日 8時) (レス) id: 6446cf17af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2018年9月23日 22時
