35ボルト ページ35
貴「ただいま」
談話室に入ると、みんなが私を囲った。
一「Aちゃん！大丈夫？！」
シ「ケガ、いっぱいだよ…」
太「とりあえず手当てしないと！！」
東「救急箱持ってきたよ」
椋「あ、あわわ…」
監「とりあえず服脱いで！」
ソファーに座り、服を脱ぐと幸ちゃんが素早く大きなタオルをかけてくれた。
幸「残念でした」
太「ざ、残念ってどういう意味ッスか！！」
至「別にそこまで飢えてないし」
傷口に消毒液が染みる。
監「とりあえず上半身は終わりね」
紬「腕と足は俺が変わります。
監督はご飯を」
監「お願いします」
臣「監督、俺も手伝うよ」
ポンポンと消毒液の含まれた綿で傷口を消毒する紬さん。
その手は微かに震えていた。
貴「紬さん」
紬「なんですか？」
貴「…私、思い出したんです」
紬「何をですか？」
貴「紬さんと初めて会った時のこと」
紬さんの手が止まり、顔を上げた。
貴「私ずっと忘れてました。
こんな大切なことなのに…
紬さんは、覚えてますか？」
紬「…はい」
貴「…また、会えましたね」
そう言うと、紬さんが笑った。
彼の目から涙が落ちた。
紬「遅いですよ…」
紬さんは私の頬に手を添えた。
紬「大きくなったね、Aちゃん」
貴「うん、紬お兄ちゃんもね」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - クレイジー蜜柑★さん» ありがとうございます(*´-`*)頑張ります！！ (2017年8月5日 10時) (
レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
クレイジー蜜柑★(プロフ) - この作品凄く面白くて好きです！いつも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年8月5日 2時) (レス) id: 64693996aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2017年7月29日 14時
