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第13話 ページ13

ー瑠璃川Aー


貴「…綺麗」


暗い部屋で窓から見える月を見つめて言った。


ベッドから動かず、本ばかり読む生活。

夜になれば手元のランプが付くくらいしか変化のない、つまらない生活。


学校に行きたい…


私はそばにあった幸の作ったベレー帽を手繰り寄せた。


貴「幸、お姉ちゃんは寂しいよ」



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次の日

母「A、朝ごはん出来たよ」


母が扉を開けると、手元のランプだけ寂しく光っていた。


母「A?」


母が近づくと、Aの異変に気がついた。


母「A!!A!!
しっかりして!A!!」


Aは息をしていなかった。

ぐったりと横たわるAの顔は、青白かった。


母「お父さん!お父さん!!」

父「どうした!」

母「Aが息してないの!!」

父「変われ!
お前は救急車を!」

母「はい!」


父は必死にAの名前を呼んだ。


救急車が到着し、Aは早々と運ばれた。



A手には、幸の作ったベレー帽が握られていた。

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華ヶ崎レオ(プロフ) - みこはんさん» ありがとうございます!とっっっても嬉しいです!初めはこんな結末じゃなかったので、大丈夫かなと心配でしたがそう言っていただけて安心しました!(*´-`*) (2017年8月1日 0時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
みこはん(プロフ) - 何回見ても泣けます(´;ω;`)たった36話でここまで中身の濃い小説はなかなか見ないので凄いと思いました!次の作品も楽しみにしてます。 (2017年8月1日 0時) (レス) id: af3c32f75f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2017年7月17日 22時

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