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第14話 ページ14

ー瑠璃川幸ー


幸「おはよ」

監「おはよう幸くん」


席に座ってる朝食を食べていると、電話がかかってきた。


幸「あれ、母さんからだ。
珍しい」


こんな朝からかけてくるなんて。


幸「もしもし」

母『幸!今すぐ病院に来て!!
Aが…Aが!!』

幸「は!?」


俺はガタンッ!と席を立った。


幸「監督!今日学校休むから!!」

監「え!?ちょ、幸くん!?」


電話を切り、スマホを持って寮を飛び出した。


姉さんに何かあったんだ…

どうしよう…どうしよう…!!


その時、後ろから車のクラクションが鳴った。


天「幸!乗れ!」

幸「はぁ!?なんで天馬が!」

天「いいから乗れ!」


俺は天馬の乗る車に乗り込んだ。


天「目的地は」

幸「西総合病院」

天「井川、行けるか」

井「お任せ下さい!」


車が発進すると、尋常ではない汗が吹き出していることに気がついた。


天「Aになんかあったんだろ」

幸「…なんで」

天「お前の事だ。
こんなに取り乱すってことはA関係なんだろ」


俺はうつむいた。


幸「なんでこんなこと」

天「Aは俺の同級生でもあるからな」

幸「姉さんが同級生って認めても、俺が認めない。
そもそも同じ高校に通ってるってだけでムカムカするのに」

天「うるせぇシスコン。
黙って乗ってろ」

幸「シス…!
俺はシスコンじゃない!」

天「言い返せるってことはまだ余裕あんだろ。
井川、なるべく早くしてくれ」


…天馬に貸しができた…

腹ただしいけど、今はそんなこと思ってる暇ない


幸「…ありがとう」

天「は?なんか素直のお前気持ち悪いな…」

幸「前言撤回する。
もうお前なんかにお礼言ってやんない」

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華ヶ崎レオ(プロフ) - みこはんさん» ありがとうございます!とっっっても嬉しいです!初めはこんな結末じゃなかったので、大丈夫かなと心配でしたがそう言っていただけて安心しました!(*´-`*) (2017年8月1日 0時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
みこはん(プロフ) - 何回見ても泣けます(´;ω;`)たった36話でここまで中身の濃い小説はなかなか見ないので凄いと思いました!次の作品も楽しみにしてます。 (2017年8月1日 0時) (レス) id: af3c32f75f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2017年7月17日 22時

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