【ツイステ】どうか、僕を手放して 2 (ページ14)

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第45話好意ページ14

なんとなく察してきた。

ジェイド先輩の表情とか、今回のフロイド先輩とか。

もしかして2人とも、私なんかに…

貴「…なんで私なんだろう」

寮に帰り、再び窓の外をぼーっと見つめながら頭の中を整理した。

貴「私なんかに好意を寄せても意味無いのに」

エースの時もそうだったが、嬉しいと言うより申し訳ない気持ちが大きい。

私よりもっといい女性は沢山いるのに、身近な人が私と言うだけで意識が向いてしまう。

それは大変申し訳ない。

考えれば考えるほどあまり良くない方に傾いてしまう。

もう寝よう。

椅子から立ち上がり、電気を切った。

その日は頭がどうしても働かず、ぼーっとしてしまう一日だった。

エ「なぁA、ほんとに大丈夫？
昨日フロイド先輩になんかされたの？」

貴「…されてない」

されたけど。

デュ「今日だけで壁にぶつかること5回、扉にぶつかること3回、何も無いところでつまづくこと7回…
ぼーっとしすぎやしないか？」

エ「てか数えてんのかよ、こわ」

デュ「途中からだ」

貴「なんか最近考えることが多くて…
ちょっと頭冷やしてくる…」

フラフラと教室を出ようとすると、クラスメイトとすれ違いざまに肩を扉にぶつけた。

後ろからデュースの「4…」という声が聞こえた。