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第1話 ページ1

ー中島敦ー


ある日の昼下がり


バンッ!!


?「動くな!」


突然扉が勢いよく開かれたと思ったら、拳銃を構えて、マスクで顔を隠した女性が入ってきた。


中「ひぃ!なななな、なんですか!?」

?「金を出せ…!」

国「はぁ?」

?「ここにあるだけの金を出せと言っている!」


彼女は眉間にしわを寄せ、持っていた大きなカバンを投げた。


?「その中に金を入れろ。」

国「入れろったって、ここに金なんてねぇぞ?」

?「嘘を付け!
早く入れろ!」


僕はテンパって何も出来ないまま突っ立っていた。


国「…ったく…」


国木田さんがカバンを拾い上げた瞬間


ガチャ


太「あー疲れた…
もう仕事する気無くなった…って、なにこれ」

?「なっ!?」

中「太宰さん!」


僕は太宰さんに向かって叫んだ。


太「とりあえず、そぉーい!!」

?「!?」


太宰さんは彼女を背負い投げした。

?「あぁ…!」

国「よくやった太宰!」


痛みで動けなくなった彼女を覗き込む。


すると、足から徐々に彼女の姿が変わっていった。

長い黒髪だった彼女は、僕と同じ髪色になり、パーカーだった服がセーラー服へと変化した。


いわゆる、学生の容姿になったのだ。


国「これは…」

?「…うぅ…痛い…」

太「とりあえず縛っておいたら?
起きてまた拳銃突きつけられたらめんどくさいよ?」

国「そうだな。」


国木田さんは彼女を起こし、手を後ろで拘束した。


?「ん…あれ…?私…」

太「あ、起きた」

?「!!お前!」


彼女は太宰さんを見て、体をよじった。


?「この拘束を解きなさい!」

国「黙って座っとけ。
あと、今の自分の姿を見ろ」

?「何を言って…え?!」


彼女は自分の体を見て驚愕した。


?「何故異能力が…?!」

太「ん?異能力?」

中「あなたも異能力者なんですか?」

?「あなたもって…
他にも異能力者がいるの…?」

太「ここにいる人物全員異能力者だよ。」

?「は?!」


何人目かの異能力者、発見です。

第2話→



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華ヶ崎レオ(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます! (2016年5月19日 7時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - 凄い面白かったです! (2016年5月19日 6時) (レス) id: e0c1ae9d92 (このIDを非表示/違反報告)
あにもー(プロフ) - 華ヶ崎レオさん» (*´∇`) (2016年5月11日 7時) (レス) id: a66a974f2e (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - あにもーさん» (*´-`*) (2016年5月10日 22時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
あにもー(プロフ) - 華ヶ崎レオさん» はい!全部私の好みです! (2016年5月10日 22時) (レス) id: a66a974f2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2016年4月30日 17時

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