【ツイステ】あーぁ、バレちゃった (ページ21)

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第21話ページ21

貴「っ！」

肩で息をしながら飛び起きた。

酷い汗と酷い気分。

貴「夢…」

時計を確認するとまだ昼前。

外は快晴で鳥のさえずりが聞こえる。

昨日から何も口にしてないせいで空腹だ。

グリ「お、起きたか！」

貴「起きてたんだ」

グリ「あの後オレ様も寝たから腹が減って起きたんだゾ」

貴「私もお腹すきましたわ。
何かつくりますわね」

グリ「おう！
って、すごい汗かいてるゾ？！」

貴「変な夢を見ただけだから大丈夫」

ほんとに、酷い夢だった。

グリ「ん〜！
やっと飯が美味くなってきたんだゾ」

貴「それは良かった」

そろそろ食材も無くなってきたし、買っておかないとな…

でもお金が…足りませんわ…

ーアズ「モストロラウンジの専属演奏者にスカウトしたいのです」ー

貴「…」

お給与が出るのなら、やる価値はありそうね。

貴「グリちゃん、この後オクタビネル寮に行くけど一緒に来る？」

グリ「なんか用事でもあるのか？」

貴「交渉の承諾をしに行くの」

グリ「…お前ついに悪に手を染めるのか」

貴「どういう意味よ」

グリちゃんはちょっと悩んでから、いい！と断った。

グリ「オレ様は今日1日寝るって決めたんだゾ」

貴「そっか。
ならお留守番よろしくね」

グリ「お土産にツナ缶な！」

貴「か、買えたらね…」

お金が無いってこんなにも辛いのね。

私がなんとかしないと…