story 2 ページ5
No side
(人1)「……荒地の魔女の手下ですか。さすが(人2)ですねぇ〜。一発で仕留めるとは…」
(人2)「俺を誰だと思ってる」
(人1)「……その顔はやめた方がいいよ。変な人みたいだから」
(人2)「うっ…」
(人1)「でもまぁ、最強の悪魔と言っても過言ではないくらいには強いと思うけどね。」
(人2)「だろ。てかそうじゃなきゃお前も俺と契約なんか交わしてないだろ。」
(人1)「まぁそれもそうだねぇ…」
先ほど襲われていたとは思えないほどのんびりとした二人の声が森に響きます。
どうやらこの二人にすると先程のようなことは日常茶飯事なようです。
(人1)「それより(人2)。その姿で来られては困るんだけど…」
(人2)「あぁ〜…。はいはい。」
そう言うと(人2)はいつの間にか人間の姿に変化していました。
綺麗な黒髪に紅い瞳。
スラッと高い身長に、ほどよい筋肉のついた若々しい青年がたっていました。
これまたとんだ美青年です。
あの黒っぽい液体で汚れている森でも美男美女がいるだけで絵になってしまうのです。
(人1)「はぁ…今日は忙しいよ。買い物したら家を出よっか…。荒地の魔女に場所が見つかってるということはおそらくサリマン師も分かってるだろうしねぇ…。」
あの家気に入ってたんだけどなぁ…と項垂れています。
(人2)「めんどくせぇなぁ…。まぁ仕方ねぇか。お前は魔力が強すぎるからな。さぁ早く買い物に行こーぜ!!」
(人1)「そうね、けど面倒だから街まで飛ぼっか！」
(人2)「げっ…。あれ苦手なんだよなぁ。高所恐怖症なんだよ…」
そう言うと少女は指を鳴らしました。
するとあら不思議。
箒がどこからか現れたではありませんか。
(人2)「ん？箒でいいのか？」
(人1)「いちいち変化するのは面倒だしねぇ。まぁ私は箒でも余裕だもん。」
(人2)「だな。」
この少しの出来事が
まさか彼との出会いに繋がるなんて二人は思ってもいないことでしょう。
"待ってて。必ず…迎えにいく"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 167人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おもち - これ五年前の作品だったんですね･･･。このご時世で、大変でしょうが更新待ってます。頑張ってください (2021年9月17日 21時) (
レス) id: 9b97fff7dc (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - 自分のペースで良いので気長に更新待っています！！ (2016年11月8日 19時) (レス) id: 549da3aa3d (このIDを非表示/違反報告)
NICO??(プロフ) - 更新頑張ってください！面白すぎる！ (2016年9月20日 7時) (レス) id: 071404dfdf (このIDを非表示/違反報告)
瑠那(プロフ) - すごく続き気になります！更新頑張ってください！！！ (2015年10月14日 0時) (レス) id: 5a94933866 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - 続きが気になります!!頑張ってください!! (2015年10月9日 23時) (レス) id: 28bac70aa3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るり姉。 | 作者ホームページ：http://slowbutefforts@yuki
作成日時：2014年11月24日 7時
