○○太宰と□□彼女【文豪ストレイドッグス】【短編集】

ヤンデレ太宰と普通の彼女 ページ4

Aside

いつもの探偵社。いつもの太宰…じゃない！
普段はにこにこしてるのに今日はなんか怖い…

太宰｢A、今日から私以外のオトコと
話さないでね。わかったかい？(黒笑｣

A｢う、うん…わかった…。｣

太宰｢うん、ありがとう。｣

それから数時間後。

私は国木田さんや
探偵社の皆と依頼の話で会話していた。

A｢国木田さん、この書類、
まとめておいたので置いときますね。｣

国木田｢あぁ、悪いな。助かる。｣

敦｢かなり大規模な事件ですよね。｣

乱歩｢僕の異能力が役に立ちそうな事件だね！
だからといって異能力は使わないけど！｣

A｢まぁ、
戦闘系異能力が関わる事件だからね。｣

私はすっかり、太宰との約束を忘れていた

太宰｢A、下のうずまきにでも行こう！｣

A｢はーい！今行く！｣

ーうずまきにてー

A｢太宰、どうしたの？｣

私は珈琲を頼んで太宰に聞く。

太宰｢何でもないよ。気分転換に。
ところで、この写真を見てくれないかい？｣

太宰から差し出されたケータイ。
そこに写っていたのは可愛いぬいぐるみの写真

A｢これ可愛いね！｣

太宰｢これ、欲しいかい？
今度、一緒に買いに行こう！｣

嬉しい！太宰と出かけられる！
もう、届いていた珈琲を飲みながら
そんな事を考えていた。

眠気が襲ってくる。
太宰の前でも関わらず眠ってしまう。
でも最後に見たのは太宰がにたぁっと笑う顔。
睡眠薬かな…

_______________

気付くと見知らぬ部屋にいた。
何があったっけ…
そうだ、太宰とうずまきで話したあと
眠っちゃったんだ…

ボーッとするけどどうにか
体を動かしてみる。

ｼﾞｬﾗｯ

何故か
首と手首に枷が嵌められていた。

太宰｢お目覚めかい？｣

A｢なんでこんな事するの？！
外に出してよ！｣

太宰｢Aが悪いんだよ？

私との約束を破ったから。｣

そんな話忘れてたよ…あまりにも強制的で…

A｢それは仕事の話で…｣

太宰｢言い訳は要らない。
私以外と話さないでと言っただろう？｣

A｢ご、ごめんなさい…｣

太宰｢嫌だ。捕らえた獲物を放す莫迦が
いると思うかい？
だから、Aは一生私のモノだよ。｣

一生ここにいるの？そんなの…

A｢や、やだ！出して！
ごめんなさい！｣

太宰｢愛してる。私だけの『モノ』…｣

壊れてしまった歪な心…

歪んでしまった彼の愛…

それでも少女を愛す歪んだ恋の行方は…

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