13話 天使の涙 ページ13
貴｢ごめんなさい。久しぶりに魔法を使ったせいで、
まだ加減が出来ないの…。どう？痛かった？
……答えなさいよ。｣
男の髪の毛を掴み顔を持ち上げると持っていた舌を口をこじ開けねじ込む。
『天使の涙』
寮長｢うぁぁあぅあぐぁあぁぁ｣
それと共に舌がくっついた寮長が叫び出す。
貴｢ふふ。ちゃんと治してあげたわよ？私って本当慈悲深いでしょ？痛みは直せないけど…。｣
そして耳元で囁く。
貴｢いい？私は強いのよ。弱くない。｣
寮長｢っくそが…ぅああがぁぁぁあ！！！｣
繋がった舌をまた氷魔法で切ってはまた治す
それは一瞬で見えないほどのスピード。
痛みだけが倍増する。
貴｢いいかしら。私は貴方よりも強いの。
今までの発言を撤回しないと、…殺しちゃうわよ。｣
氷魔法で全方位から氷の刃を向ける
寮長｢すみません…すみませんでした…！！！
俺が間違っていました！！！A様は誰よりも強いです！！俺は愚かです！！！どうかご慈悲を！！！｣
なんて命乞いをし出す寮長。
その姿はもう寮長だなんて呼べないわね。
貴｢はぁ…。貴方、最高に…つまらないわ。反撃も何もしないなんて…｣
治してあげようと思ってたけど、やめた。
貴｢炎魔法。『煉獄』
焼かれて干からびなさい。｣
大丈夫。流石に殺しはしないから。
干物のように伸びきった元寮長をみてクロウリーが旗をあげる
ｸﾛｳﾘ-｢そこまで！この勝負！Aさんの勝ちです！
よって、オクタヴィネルの寮長はAさんに代わります！｣
貴｢はい。じゃあみんなもこれで私を認めてくれるわよね？｣
にこりと微笑み辺りを見れば皆恐怖の顔で呆然としていた。
あら。入学早々やりすぎたかしら…
貴｢認 め て く れ る の よ ね ？｣
もう一度圧をかけて問うと皆は立ち上がり両手を挙げた。
｢｢｢はい！A寮長万歳！｣｣｣
貴｢ふふ。みんないい子。｣
素直で従順な馬鹿は好きよ。
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ヒスイ(プロフ) - 名無しさん» 感想ありがとうございます！嬉しいです(*^^*) (2022年9月5日 21時) (
レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - とっても面白かったです!!思わず、顔がにやけてしまいました! (2022年7月23日 18時) (レス) @page50 id: 47c8a79880 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年7月31日 0時
