23話 ページ23
ふらふらとしながら死を望むように学園内を歩く。
これは希死念慮じゃない。
ただの後悔だ。
その時だった。
オクタヴィネル寮の方から禍々しい魔力を感じる。
これは……誰かがオーバーブロットしている……
嫌な予感を感じ寮への鏡を抜ければ、嵐でも起こったかのように、空は淀み真っ暗なおぞましい空間に変わっていた。
そしてその中心にいたのは、
ｱｽﾞ-ﾙ｢Aさん…？｣
それを呆然と見つめるジェイドに駆け寄る
ｱｽﾞ-ﾙ｢何があったんですかジェイド！！｣
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢……急に生徒が襲ってきて、魔力を抑えるリミッターを壊して……そしたら急にAさんが……っ……。｣
アイツ(監督生)の仕業だ……。
それにずっと負のエネルギーでブロットが濁っていたんでしょう。
ｱｽﾞ-ﾙ｢あぁ、僕のせいです。｣
でもこのままじゃまずい……。
リミッターが外れたという事は、魔法が制御出来ないということ。
ただでさえ強い魔力だった。これだけの魔法を、連発していれば……彼女は本当に死んでしまう……。
そんなの…ダメだ……。
1歩ずつ近づく。
ｼﾞｪｲﾄﾞ｢アズール！！近づいたら死にますよ！！！まずは先生達に連絡を…！｣
止めるジェイドの声を無視して進む。
ｱｽﾞ-ﾙ｢僕は貴方となら死んでもいい。｣
だから、
ｱｽﾞ-ﾙ｢ほら、僕を見て……。｣
貴｢私に近づかないで！！！！｣
拒絶するように魔法を放ち暴れるAさん。
攻撃を受け傷ついてもなお、僕は歩みを止めない。
ｱｽﾞ-ﾙ｢大丈夫。全て受け止めますから。貴方の痛みも…全て。｣
彼女に手を伸ばす
ｱｽﾞ-ﾙ｢辛いなら僕が一緒に、死んであげますよ。
だけど、今はまだその時じゃない。
誤解されたまま、そんな辛い別れなんて、したくない……。
お願いです……許さなくてもいい……
僕の声を聞いて。
戻ってきて……
Aさん……。｣
優しくやさしく抱きしめた。
戻ってきてと願いを込めて…
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そーだだお(プロフ) - ヒスイさん» ホンマにやめてっっっっっっっっ（；×；）） (2021年11月16日 21時) (
レス) id: b62b3a7923 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 漣フィオ。さん» 漣フィオさん！いつもありがとうございます！！！嬉しいコメントに励まされています！ (2021年11月16日 18時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
漣フィオ。(プロフ) - ヒスイさん！完結おめでとうございます！感動です…！まぁ、泣きましたが…。とても面白かったです！神作ごちそうさまです！ (2021年11月16日 16時) (レス) @page28 id: 912a846180 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - そーだだおさん» アズール｢また泣かせてしまいましたね…。すみません。貴方を1人残して、行ってしまった事、謝ります。でも、僕は幸せですよ。だって、愛する貴方の為に、この命を捧げる事が出来たのですから…。 だから、ほら、笑って……。｣ (2021年11月14日 23時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
そーだだお - ねぇ本当にこういう死ネタやめてくんない？…布団びっちゃびっちゃなんだけど…なんか目から水止まらんし (2021年11月14日 23時) (レス) @page28 id: b62b3a7923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒスイ | 作成日時：2021年11月11日 18時
