【銀魂】君が好き3《短編集》

坂田銀時『特別な病』2 ページ30

そしてまた別の日



Aが万事屋を尋ねてきた



貴「坂田さん、最近顔色がすぐれない様ですが何処か具合でも悪いのですか…？」



お前のせいだよ…なんて言えるわけも無く…



銀時「いや、なんでもねェ。体調も別に悪かねぇし」



貴「でも！変ですよ…あんまり食欲ないみたいだし

新八君が来る前に1人で起きてるし、神楽が坂田さんのチョコレート目の前で食べてても、定春に頭食べられてても気づかないし、

…みんな心配してましたよ…」



銀時「それだよ…。」



ついにこらえきれずに本音が溢れ出る



銀時「新八君、神楽、定春」



貴「へ？」



銀時「なんで俺だけ坂田さんなんだよ…。」



そう言うと「ふふ」と小さく笑うA。



貴「それは秘密です！まぁ言うなら坂田さんは特別だからです」



銀時「んだよ…特別って…」



貴「もしかして嫉妬…ですか？私が坂田さんだけ名前で呼ばないから…」



銀時「…かも知れねェ」



なぜだかコイツには嘘がつけねェ



貴「なら嬉しいです…。」



銀時「呼んでくれねェのか？」



貴「だって…恥ずかしいんですもん…。坂田さんの事が…。

ぎ…銀さんの事が…。好きなんですから。」



顔を赤くして照れながらそう言うA。



銀時「…。俺ァやっぱ病気だったわ…」



貴「え？！大丈夫なんですか？！」



銀時「恋煩い…だが今日で治りそうだ。

A…お前が治してくれるんだろ？」

沖田総悟『俺のみぞ知る』→←坂田銀時『特別な病』

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