36:目覚め ページ43
夏目side
夏目「んっ………う、ん………？」
目を覚ましたとき、ボクがいたのはベッドの上だった。何でこんなところに………
ああ、そうだった。"Knights"が現れて、催眠ガスで………、
少し前の夢を見ていた気がする。ボクたちが集まった頃の話。
暦「おはようございます、夏目さん。もう夕方ですけど。」
まだ覚醒仕切らない目をこすって体を起こすと、近くからそんな声が聞こえた。
夏目「暦…………」
暦「大変そうでしたね。聞きましたよ、先に起きた翠くんから」
目の前にあったのはいつもと変わらない暦の姿だった。
夏目「"Knights"は？」
暦「逃げられました。」
夏目「宝石は？」
暦「盗まれまれませんでした。」
そう………、と呟くと、起こした体を再び横にする。
が、
夏目「え、宝石は護れたノ？」
暦「はい、色々あって！」
何があったのは知らないが、とりあえず宝石が無事で良かった。
だけど、ボクは"Knights"に負けたんだ。
こんなんじゃいつまでたっても同じ。ボクには永遠に"Knights"を捕まえるのは無理なんじゃないか。
そんな事を考える。
暦「…………"Knights"が使用していた催眠ガス、生産も販売も限られた国でしか行われていないやつですよね。」
夏目「…………え？」
暦「ついでに言うと、彼らが着けてたガスマスク、あれ警察庁のものですよ。デザインが微妙に違いますから。」
夏目「……………」
彼女の言葉にボクは黙りこむしかなかった。
何で現場に入っていないキミがそんな事を知っているの。
俯いて喋っていた暦は、此方に目を向けると、にっこりと綺麗に微笑んで「多分………、」と言った。
暦「"Knights"に、助力している別の勢力がいますね！」
夏目「助力？」
暦「さあ、誰かまではわかりませんがね………、後で調べてみますね！」
その時、誰が入って来たか一瞬でわかるように勢いよく扉が開いた。
千秋「逆先！起きたのか！？」
翠「うるさい、叫ばないでよ。先輩、起きたばっかなんだから。」
暦「あっ！千秋さん、体調は大丈夫ですか？」
千秋「おお！バッチリだぞ☆」
·
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゅー(プロフ) - catさん» はじめまして！面白いと言ってくださって本当に嬉しいです♪更新がんばります！ (2017年10月15日 15時) (
レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
cat(プロフ) - 初めまして！すごく面白いです！早く続きが見たいです！更新､頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月15日 13時) (レス) id: 5956e8d0c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 御霊tさん» ありがとうございます(^○^)是非楽しみにしていてください！！ (2017年10月15日 10時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 颯碧さん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2017年10月3日 18時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅー | 作成日時：2017年10月3日 2時
