35:“新メンバー” ページ42
夏目side
触れてはいけないことは、誰にでもある。彼女の場合、それが他人より大きいだけ。
ボクが彼女にするべきことは、見てみぬ振りをすることだ。
＿＿＿＿それが、"Knights"逮捕への１番の近道ならば。
ボクの質問に答え終わると、人が変わったようにけらけら笑うようになった暦。
今は会議室で、用事があるから先に帰れ、と残し何処かへ行ってしまった守沢センパイを待っている。
夏目「おそイ。深夜ずっと体動かしてたから疲れてるんだけド。早く帰りたいんだけド。」
目に見えてイライラしているボクを暦がまあまあ、と落ち着けている。
千秋「ただいま帰ったぞ！！遅くなってすまなかった☆」
暦「あっ！千秋さーん、おかえ、り……って、誰？」
暦その言葉に顔を上げる。そこにいたのは、満面の笑顔の守沢センパイと、かなり長身で、かなり不機嫌そうな人物が。
千秋「喜べ、お前ら！"Knights"専門捜査機関に新メンバーだぞ！」
暦「うえぇぇ！？」
夏目「はア！？」
驚きの声を上げるボクと暦。彼女のが来たときは、事前に警視総監の娘が来るという知らせがあったから驚かなかったけど、今回は完全に不意討ちだ。
翠「だから！俺は了承してないっていってるでしょ！！」
いや、この感じだと、守沢センパイに気に入られて無理やり連れてこられたのか？
だとしたら、もうどうすることもできないな。
暦「わあい！新メンバーですか！？私、篠宮暦と言います！ちなみに警察じゃありません！」
夏目「その自己紹介意味わかんないヨ、暦。ボクは逆先夏目。守沢センパイに連れてこられたなら諦めなヨ。どうせもウ、逃げられないかラ。」
翠「はあ、鬱だ………死にたい………。」
そう言ってネガティブオーラを放つ彼。とりあえず名前を聞きたい。
と思っていると、腹をくくったのか顔をあげ、口を開いた。
翠「昨日まで警視庁警察学校に通っていました、高峯翠です。守沢先輩とは、昨日初めて会いました。無理やり此処につれてこられました。恐らくよろしくしません。よろしくお願いします。」
彼＿＿＿翠クンの不思議な挨拶に暦は爆笑し、守沢センパイは面白いやつだなあ、と語尾に星をつけて叫び、翠クンはまたネガティブオーラを放出し始めた。
＿＿＿＿＿＿これがボクたちの、出会いの話。
*・*・*・*・*・*・*・
現在に戻ります。分かりやすく過去編は印を着けますね！
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みゅー(プロフ) - catさん» はじめまして！面白いと言ってくださって本当に嬉しいです♪更新がんばります！ (2017年10月15日 15時) (
レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
cat(プロフ) - 初めまして！すごく面白いです！早く続きが見たいです！更新､頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月15日 13時) (レス) id: 5956e8d0c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 御霊tさん» ありがとうございます(^○^)是非楽しみにしていてください！！ (2017年10月15日 10時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 颯碧さん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2017年10月3日 18時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅー | 作成日時：2017年10月3日 2時
