21:開戦のベル ページ24
NOside
時刻は、午後7時。予告の時間まであと３時間に迫るなか、暦は警察庁の一室にいた。
『＿＿っ＿＿＿＿！＿＿＿だ＿＿＿！！』
『＿＿＿＿＿＿で＿＿＿＿＿＿っ＿＿＿』
彼女がしているイヤホンからは、男の声が漏れている。
その声に、にやりと口角を上げる暦。
暦「…………見ててよ、王さま。貴方の運命を、私が作り出してあげるから。」
そう小さく呟くと、彼女は静かに部屋を出た。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ところ変わって、予告寸前に迫った姫宮邸。
"Knights"専門捜査官の3人は、設備の最終チェックなどに大忙しだった。
翠「じゃ、裏門の監視カメラは動いてないんすか？」
伏見「はい、坊っちゃまのご友人が来られた際に、色々ありまして………」
その１人、翠も最終準備を忙しなく行っていた。
翠「わかりました。じゃあ、裏門には俺が着きます。出入口は全部閉めてください。念のため、１つの門に１人は警備員が着きますので。」
伏見「かしこまりました。」
弓弦は近くの警備員と正門に向かい、翠は反対に裏門へ向かった。
その途中、各地で細かい指示を行う翠。この中では確実に最年少でありながら、彼の指揮には確かに才が感じられた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
千秋「＿＿＿＿5分前だ。皆さん、持ち場にお願いします。」
午後9時55分、嘲笑うかのように予告ぴったりにやって来る"Knights"に備え、持ち場につく面々。
普段は騒がしい千秋も、さすがに今は真剣な顔つきになっている。
＿＿＿＿その時だった。
千秋「………っ！来たか！？」
保管庫の電気…………いや、この邸宅全体が一斉に、消えた。
一気にざわつく警備員、警官たち。
すると勢いよく扉が開き、中に入ってきたのは夏目だった。
夏目「センパイ！宝石まだ盗まれてない！？」
その言葉に千秋はハッと背後を見る。そこには、きらりと輝く大粒の宝石が。
千秋「大丈夫だ。落ち着け逆先。何故そんなに焦っている？」
夏目「今、翠クンが裏門で＿＿
そこまで言葉を発したところで、不法侵入を知らせるベルが邸宅中に鳴り響いた。
『！？』
千秋「……落ち着いて！一班と二班は屋内捜査、三班はここに残り引き続き宝石の警備をお願いします！」
そのベルは不法侵入を、同時に、怪盗との開戦を知らせるベルでもあった。
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みゅー(プロフ) - catさん» はじめまして！面白いと言ってくださって本当に嬉しいです♪更新がんばります！ (2017年10月15日 15時) (
レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
cat(プロフ) - 初めまして！すごく面白いです！早く続きが見たいです！更新､頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月15日 13時) (レス) id: 5956e8d0c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 御霊tさん» ありがとうございます(^○^)是非楽しみにしていてください！！ (2017年10月15日 10時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 颯碧さん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2017年10月3日 18時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅー | 作成日時：2017年10月3日 2時
