お人形な私 (ページ9)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:12,495 hit

身の危険ページ9

身の危険は、目には見えない闇の住人達がいる

奴らは時として牙をむき、君達を襲ってくる

彼は、そんな奴らから君達を守るため

地獄の底からやってきた

正義の使者……なのかもしれない

キーンコーンカーンコーン

「先生がきたのら！皆、早く席につくのら！」

コツンコツン

「宇宙天地与我力量降伏群魔迎来曙光吾人左手所封百鬼尊我号令只在此刻……」

ボウ……

呪文を唱え出すと新たな担任、こと鵺野鳴介の周りに火の玉が現れる

「う～！火の玉感じ出てる～！いかにも不思議な力を持ってるって感じだよ～！」

「神秘と恐怖、幻想と怪奇の教室へようこそ」

ドアを開けようとする

が、開かない

ガタッガタガタッ

クスクス
教室の生徒は笑ったり呆れた目をしたりしている

ガタガタッガタ

まだ、ドアは開かない

教室はついに笑い声が溢れ出す

郷子は立ち上がりドアを開けてやろうと近づく

だが忘れてはならないのは鵺野鳴介についている火の玉

「は！ぁあ"ーー」

襲ってくる火の玉を必死で避ける

｢きっほっはっへっほっあっいっ｣

奇声をあげながら避ける避ける

ぼっ

｢ぁあ"ーーーーーーー！！！！！！｣

｢あーーーー！！！！｣

｢あぁーーー！！！！｣

身の危険

(肩に乗ってたけど直ぐ降りた。なんか身の危険を感じたから)