第36話 ページ47
乱数といいAといいなんなんだ今日は。
乱数も何故か乗り気で「一郎……僕だけって言ったの…嘘だったの…?」とお得意の嘘泣きを見せる。
いや、呼び出したのお前だろ。
「よく見ろA、彼奴は男だ。俺の友達の乱数」
「えっ……嘘、こんな可愛い男の子いませんよ!浮気だー!!先輩浮気でしょ!!私に飽きたんですか?!」
「一郎…僕じゃダメだったの…?ふえぇぇん…」
「だぁぁぁ!!ややこしくすんな乱数!!Aも落ち着け!」
巫山戯る乱数の口を塞ぎ、Aを宥める。
A一筋って知ってるだろ馬鹿かコイツは。
興奮するAに乱数のことを説明をするのには約十分ほどかかった。
Aは納得すると、「じゃあ『今日弟いないから家来ねぇか』っていうあの意味深なL○NEは?!」と口から零す。
嗚呼成る程、家にあげた時に言ってたのはこれがあったからか。
よくもやってくれたな、という目で乱数を見る。
そうすると乱数は嘘泣きを止め、可愛く舌を見せて謝ってみせた。
「ごめんね〜Aちゃん、あれ僕が送ったんだ〜期待しちゃった?」
「しましたよそりゃあもう!!」
嘘でもしてないって言えよ、恥ずかしい。
なんか…色々とAには申し訳ない感じになってしまった。
そしてついに乱数が本題について話す。
相槌を打ちながら聞くAを眺めながら俺もその話を聞いていると、Aが急に大声を上げる。
「あー!!思い出した!私乱数さんのこと知ってます!イ○スタで見たことある!」
「ほんとっ?!僕も君のイ○スタ見たことあるよ〜!前から可愛い子だなって思ってたんだよね〜!で、今回の話受けてくれる?」
「え、でも私でいいんですか…?最近はちょっと太ってきたし…もっと可愛いモデルさんの方が…」
え、コイツ太ったか?ほんと女の太ったとか髪切ったとかそういうの全然わかんねー。
ダイエットすんのかな…痩せる時は胸から痩せるっていうし、これ以上痩せたらほんとにぺったんこになっちまうぞ。
「無理すんなA、お前は十分可愛い」と声をかけると、「先輩…なんか失礼なこと考えてません?」と見つめ返される。
なんでコイツこういうのには敏感なんだ。
「まぁいいじゃん!僕はAちゃんに着てもらいたいの!ね!お願い♡」と乱数が上目遣いで訴えかける。
その可愛い容姿に勝てなかったようで、Aはモデルになることを一回きりという条件で承諾していた。
さて、Aが乗った雑誌、何部買うかな。
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松栗(プロフ) - こんばんは。夜分遅く失礼いたします。リクエストの品ができました。当作品内にて掲示しておりますので、ご確認をよろしくお願いします。 (2018年9月3日 0時) (レス) id: e52d1400cf (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - おけですー!!じゃあ続編の方で! (2018年8月27日 14時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌(プロフ) - ぬぬぬさん» 私は王道ですけどタクミくんとか…本推しは外伝のグレイくんです!ありがとうございます〜!!こっちは多分あまり来なくなるので、向こうの方が私としてはありがたいです…! (2018年8月25日 22時) (レス) id: 96d787d18f (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - 本当にそれ!!!乳酸菌さんは誰好き??あ!それと続編おめでとう!どっちでお話する?? (2018年8月25日 16時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌(プロフ) - ぬぬぬさん» 主人公ズですか!かっこいいですよね! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 96d787d18f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:乳酸菌 | 作成日時:2018年7月20日 1時