【BLEACH】藍と愛と哀 其ノ参

隊長サン ページ30

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『やっとついた………』




途中まで瞬歩で移動してたけど何故か霊圧の消費量が半端なかった




てことで超走った




先数十メートル離れた場所に見える隊長サン




そしてその少し上に見える歪んだ空間




ほんの一瞬だけ白刃が揺らめいたのが見えた





直後隊長サンの背中から血が吹き出した





歪んだ空間に何かあると踏んだ私は腰に手を伸ばした




が、………





『あ、あれ？斬魄刀どこいった……？』





いや、待て




これは非常に不味いぞ




『だああああァァァもうやけクソだ！




破道の八十八 飛竜撃賊震天雷砲ッ！！』





変化なし




余裕で外したな、うん





と思った次の瞬間





物凄いスピードで後方に移動していた





『は？え、ちょ！離せよ、てか誰？！』





《白伏》と聞きなれた声が耳元で聞こえた





許せん、後で八つ裂きにしてやる





てかなんでこんな所にいる……の

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



夢を見た




真っ黒な空間にいて皆が背中を向けている




藍染に紅葉に誠と秋彩




もみじが二人とかややこし過ぎてイラつくわ




他にも平子隊長とかひよ里サンとか、みんないて




でもそれが端から一人ずつ消えていく




最後に残ったのは藍染




藍染はくるりとこちらを振り向いてニッコリ微笑んだ




藍｢サ ヨ ウ ナ ラ｣




口パクだったけどハッキリと伝わった




『うぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！』



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




『ッ………ﾊｧ………なんだ、夢か…………』





平｢おう、目ェ覚めたか｣




『あ、まだ夢を見てんのか』




じゃなきゃ平子隊長が目の前にいるはずないもんね




よし、寝よう




平｢二度寝すんなや！｣





『てことはこれは幻覚か』





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