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『……忘れ、ないと。』
鳥籠から連れ出してくれた白銀の騎士。
もし彼が、自分を自分として見てくれていたら…きっと運命は大きく変わっていただろう。
けれど、自分にはもう時間がない。
寄り道出来る時間などとっくに失ってしまった。
『……僕は、最後には真を壊す。綺羅星達を潰す。僕らの手で鍛え上げられた星の美しい輝きを揉み消し、取り込み、そして僕らの糧とする。
これはその為の序章だ。』
『奇跡を齎そう。__二度となき青春のために。』
'' 僕が愛した楽園の守り人達と共に '' 。
『そのための '' Eve '' だ。
優しく、愛撫するように。それを実現することが叶うのは '' Adam '' ではないから。』
「ようやくお目覚めみたいだね、姫」
「ホント…待ちくたびれましたよぉ〜?
まあそれも、姫さんの為なら身に余る光栄すけど。」
『…うん、待たせてしまったね。
'' Eve '' 。誘惑の甘い罠。君達に新しい武器を。』
それぞれに手渡されるいくつかの楽譜とCD。
「…毎度ながらさすがだね、姫。」
『ありがとう、日和。
何か不備があれば言って。すぐに対処する。』
「了解しました。姫さんの曲に不備があるなんてありえないと思いますけど…姫さんが言うなら。」
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志希(プロフ) - とても面白くて大好きな作品です!続きがとても楽しみで仕方ありません!更新頑張ってください!応援してます! (2022年10月19日 19時) (レス) @page26 id: 9efc8bf690 (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - 更新ありがとうございます。ゆうなぎ君とその周りの人たちの気持ちや行動が今後どうなってくのか読むたびに楽しくなってます。作者様のペースでよろしいので今後も楽しみにしております。 (2022年10月12日 17時) (レス) @page1 id: 4ef80cb4cb (このIDを非表示/違反報告)
おかゆ(プロフ) - 更新ありがとうございます。以前読んだ時からずっと続きが気になっており続きが読めて嬉しいです。作者様の作品がとても好きです。 (2022年10月11日 1時) (レス) id: 4ef80cb4cb (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しく思います。楽しみに待ってます。 (2022年6月11日 18時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 更新ずっとお待ちしてました!ありがとうございます! (2021年6月28日 0時) (レス) id: 44c301afb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋真姫 | 作成日時:2019年9月27日 14時