10話~��~ ページ12
夢を見た。
おそらく記憶の断片だろう。
私が鳥居で泣いていると一人の女の子がやって来た。
黒い綺麗な髪をなびかせて私にこう言った
？｢ねえ、遊びましょう？レイコ。｣
この時の私にはレイコという言葉は理解ができなかったが今なら理解ができた。
あぁ、この子も妖だったんだ、またか。と。
同い年くらいの男の子と大人っぽい女の子と私は隠れんぼをしていた。
そして気がつけば病院だった。
横には心配そうに涙ぐみながら私の手をぎゅっと握った兄と迷惑そうに冷たい視線を向けてくる親戚がいた。
貴｢ﾋｯｸ…｣
｢んう…｣
Aは兄の泣き声で目が覚めた。
奥にいた名取さんを起こして先生達も起こした。
名取｢夏目…夏目｣
｢お兄ちゃん…｣
貴｢ﾊｯ…｣
名取｢大丈夫かい？魘されていたよ｣
貴｢え…あれ、本当だ、すいません…すいません｣
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(珍しいな…お兄ちゃんが泣いてるなんて)
隣で貴志が起きてることも知らずに呑気にそんなことを思っていたAだが次の瞬間眠気は覚めた
ガタン…ｶﾀｶﾀ…
｢!?｣
ｶﾀｯ
ﾊﾞｯ
Aは急いで起き上がった。
｢ツボの蓋が開いた…｣
そう思い兄と名取を起こそうと横を見ると
なんと兄も起きてた。
｢クロ…、お化けが襲いに来るよ｣
ｸﾛ｢何をまたわけのわからんことを言っておる｣
ﾆ先｢ぐえぇぇぇぇ｣
Aと黒いろ先生が話している間に貴志は名取とニャンコ先生を起こしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名取｢押入れの中か…見てもないのに開いたって分かるのかい？｣
｢気配が…良くない気配が濃くなってるので｣
名取｢よし……こんな所にあったのか…｣
Aは貴志にへばりついた、怖いから
名取｢空っぽだね、それとも入ってたものが逃げ出したのか…｣
貴｢俺とAは下を見てきます、行くぞ先生｣
ﾆ先｢らじゃ｣
バタバタ
ｸﾛ｢あの壺かなり強力な封印がしてあったから特に気にすることもないと思っていたが｣
｢え、大物？｣
ﾆ先｢自分で破るとはなかなか強力な奴だ、それにあの封印は最近のものだ｣
貴｢最近…｣
ﾆ先｢ま、行くぞ｣
Aはふと考えていた。
(最近ということは封印をしている最中に逃げたのか…どちらにせよ、友人帳に名があっても返してはいけないな…)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 174人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
澪羅 - リクオは４分の１妖怪です(￣▽￣) (2018年8月18日 22時) (
レス) id: 287209ed37 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - 続きを読むの楽しみです頑張って書いて下さい(≧∇≦) (2017年11月15日 10時) (レス) id: 04586e5ef6 (このIDを非表示/違反報告)
私(me)(プロフ) - ハルカさん» わああ!!コメント気づきませんでした！ありがとうございます!! (2017年11月13日 17時) (レス) id: 701c79d3e9 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ - このお話面白いし、好きです(≧∇≦)続き楽しみです(≧∇≦) (2017年11月9日 12時) (レス) id: 04586e5ef6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：私(me) | 作成日時：2017年11月4日 2時
