009.私の役目 ページ10
プロデューサーである私はそう簡単には学校は休めない。
前の日にどんなに泣いてたとしても、次の日には笑顔で皆をプロデュースするのが私の役目。
いつも通りに登校して下駄箱で靴を履き替える。
一応念のため鞄から手鏡を取り出し自分の顔を確認する。
『うわ...まだ腫れてる...。』
寝る前に目は冷やしておいたもののまだ少し腫れが残っていた。
｢＿＿＿＿Aちゃん。｣
不意に後ろから声をかけられる。
この声は一人しかいない、私はすぐに手鏡をカバンに突っ込み笑顔で振り向く。
『＿＿＿＿おはよう、嵐。』
｢...ええ、おはよう。｣
いつもなら笑顔で返すはずなのに今日は浮かない顔をしていた。
...何かあったのかな。
｢Aちゃん、...昨日はごめんなさいね。アタシ誰かと恋バナ出来たのが嬉しくてつい余計なことをしちゃって...王さまに聞いても何もないの一点張りで...アタシのせいよね。｣
昨日のこと、レオさんに聞いたんだ...
嵐は本当に申し訳なさそうに言葉を紡いだ。
きまり悪そうにもじもじする嵐は何だか可愛くて私よりも女子力が高いんじゃないかと疑ってしまう。
私はそんな彼の手を取り自分の両手で包み込んで答えた＿＿＿＿
『そんなこと気にしなくていいんだよ＿＿＿＿』
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櫻田たると(プロフ) - 滅茶苦茶泣きました！胸がいっぱいになる素敵なお話でした。終わってほしくないっ！て過去一感じた作品です。嵐ちゃんだいっすきなのでフォーカスを当てて書いてくださりありがとうございますっ (1月29日 2時) (
レス) @page50 id: 3341c19ec1 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - めちゃめちゃ泣きましたありがとうございました(TT) (2022年6月19日 2時) (レス) @page50 id: be4291906f (このIDを非表示/違反報告)
紅狼鬼 - 涙が止まりませんでした。最高に素敵なお話で…knights推しの私にはたまらない話でした (2021年4月13日 7時) (レス) id: 343eec77e7 (このIDを非表示/違反報告)
梓桜 。 - はじめましてこんばんは、嵐,泉が最推しのうち2人になっている嵐ちゃんに好きが溢れて止まらない者です。 とても素敵なお話で泣いても泣いても涙が止まりません…こんな素敵なお話をありがとうございます。 (2020年10月26日 1時) (レス) id: f31cec74f3 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - 夢小説でこんなに泣いたの初めてです。このコメント書いてるときも泣きながらです(笑)こんなに感動できる小説を書いてくださりありがとうございます。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: 759e209269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シユ* | 作成日時：2017年1月9日 2時
