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046.最初で最後のプレゼント ページ47

「____アタシは、椚センセが好き。Aちゃんの気持ちはとっても嬉しかったわ。でも、····アタシはどうしても椚センセを忘れられないの。....__それが例え叶わない恋だとしても。」


私と貴方はよく似ているんだ。
頭では分かってる、届かないことも振り向いてくれないことも。
それでも想わずにはいられないんだ。



『....そっか。』

「気持ちには応えられないけど、」

『ん···?』

「Aちゃんは、······アタシにとって1番大切な女の子よ。


__好きになってくれてありがとう。」


嵐が私に微笑みかける。
その目尻から涙が頬を伝う。
――その顔はズルいなぁ、


でも、そんな貴方だから
人の痛みを自分の痛みのように思える貴方だから好きになった。


「あ、それとね、」


嵐は右手で涙を拭うと左手に持ってた何かを私に差し出した。


『え....?これは...?』


それは如何にも手作りという感じの花柄模様の小さな箱だった。


「この前の、バレンタインのお返しよ。」


『どういう、こと?』


「ライブが終わったら渡したいものがあるって言ってたでしょォ···?これのことだったのよ。」

『いや、そうじゃなくて···!なんで___』

私の作ったやつは受け取ってもらえなくて、それから泉さんが―――


「ふふっ、····泉ちゃんがね、あんたの為に作ったんだからあんたが食べることに意味がある、ってね…。あ、でも元々受け取るつもりだったのよォ?あの時は...椚センセとのことで一悶着あって動揺してて....。


美味しかったわァ、だからこれはそのお礼なの...♪」


『..........っ、』






「ご、ごめんなさい、泣かせるつもりじゃ____」

『ちがう、ちがうの....っ』

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櫻田たると(プロフ) - 滅茶苦茶泣きました!胸がいっぱいになる素敵なお話でした。終わってほしくないっ!て過去一感じた作品です。嵐ちゃんだいっすきなのでフォーカスを当てて書いてくださりありがとうございますっ (1月29日 2時) (レス) @page50 id: 3341c19ec1 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - めちゃめちゃ泣きましたありがとうございました(TT) (2022年6月19日 2時) (レス) @page50 id: be4291906f (このIDを非表示/違反報告)
紅狼鬼 - 涙が止まりませんでした。最高に素敵なお話で…knights推しの私にはたまらない話でした (2021年4月13日 7時) (レス) id: 343eec77e7 (このIDを非表示/違反報告)
梓桜 。 - はじめましてこんばんは、嵐,泉が最推しのうち2人になっている嵐ちゃんに好きが溢れて止まらない者です。 とても素敵なお話で泣いても泣いても涙が止まりません…こんな素敵なお話をありがとうございます。 (2020年10月26日 1時) (レス) id: f31cec74f3 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - 夢小説でこんなに泣いたの初めてです。このコメント書いてるときも泣きながらです(笑)こんなに感動できる小説を書いてくださりありがとうございます。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: 759e209269 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シユ* | 作成日時:2017年1月9日 2時

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