029.苦手なこと ページ30
『はぁ、·····どうしよう。』
目の前に置かれた真っ黒な物体を見つめ大きく肩を落とす。
それはクッキーというにはかなり無理があった。
そう、私は料理が大の苦手だった。
そんな分かりきっていたことを忘れていたなんて自分で自分に呆れてしまう。
『いやでも味はもしかしたら············まずい。』
凛月くんみたいなパターンもあるかなと口に運んでみるものの口の中には炭の味が広がった。
『まだ時間はあるしもう1回····』
そうと決まれば早かった。
使われていないボールを取り出し適当に薄力粉を入れる。
冷蔵庫から牛乳、卵を幾つか取り、とりあえず全部入れて混ぜる。
『ふんふ〜んふ〜ん···♪』
上機嫌に鼻歌を歌いながら泡立て器で混ぜていく。
｢······ちょっと。｣
『ん？』
突然呼ばれたような気がして横を向くと鞄を担いだ泉さんの姿があった。
『え？！い、泉さん？！』
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櫻田たると(プロフ) - 滅茶苦茶泣きました！胸がいっぱいになる素敵なお話でした。終わってほしくないっ！て過去一感じた作品です。嵐ちゃんだいっすきなのでフォーカスを当てて書いてくださりありがとうございますっ (1月29日 2時) (
レス) @page50 id: 3341c19ec1 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - めちゃめちゃ泣きましたありがとうございました(TT) (2022年6月19日 2時) (レス) @page50 id: be4291906f (このIDを非表示/違反報告)
紅狼鬼 - 涙が止まりませんでした。最高に素敵なお話で…knights推しの私にはたまらない話でした (2021年4月13日 7時) (レス) id: 343eec77e7 (このIDを非表示/違反報告)
梓桜 。 - はじめましてこんばんは、嵐,泉が最推しのうち2人になっている嵐ちゃんに好きが溢れて止まらない者です。 とても素敵なお話で泣いても泣いても涙が止まりません…こんな素敵なお話をありがとうございます。 (2020年10月26日 1時) (レス) id: f31cec74f3 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - 夢小説でこんなに泣いたの初めてです。このコメント書いてるときも泣きながらです(笑)こんなに感動できる小説を書いてくださりありがとうございます。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: 759e209269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シユ* | 作成日時：2017年1月9日 2時
