018.小さな喜び ページ19
「あらあら、どうしちゃったのかしら。泉ちゃんにいびられたのォ?」
『うん。』
「はぁ?!俺はあんたがなるく__んぐっ」
『ちょ、ちょっと何さらっと言おうとしてるんですか?!』
私は慌てて泉さんの口元を自分の手で塞ぐ。
「別に言っても良くない?」
『駄目に決まってるじゃないですか···!』
「うふふ···♪」
再び言い合いになりかけた時、ふと笑い声が聞こえてくる。
紛れもなくその正体は嵐であり、彼はなぜか柔らかな笑みを浮かべていた。
『····嵐?どうしたの?』
「ふふ、別に大したことじゃないんだけど2人ともいつの間にそんなに仲良くなったのかしら···♪」
そういえば泉さんと打ち解けたのはついさっき。
私と泉さんの態度の急変に驚くのも無理はなかった。
それでも何より__
「別に仲良くないからぁ!ほんと生意気でチョ〜迷惑···!」
「んもう、泉ちゃんは素直じゃないんだから。」
そう言ってくれたのが嬉しかった。
傍から見れば一目瞭然のことなのかもしれないけど彼に言われると胸が高鳴るのが分かる。
もしかしたら、私のことも少しは気にかけてくれてるのかなって都合のいいように考えちゃうんだ___
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櫻田たると(プロフ) - 滅茶苦茶泣きました!胸がいっぱいになる素敵なお話でした。終わってほしくないっ!て過去一感じた作品です。嵐ちゃんだいっすきなのでフォーカスを当てて書いてくださりありがとうございますっ (1月29日 2時) (レス) @page50 id: 3341c19ec1 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - めちゃめちゃ泣きましたありがとうございました(TT) (2022年6月19日 2時) (レス) @page50 id: be4291906f (このIDを非表示/違反報告)
紅狼鬼 - 涙が止まりませんでした。最高に素敵なお話で…knights推しの私にはたまらない話でした (2021年4月13日 7時) (レス) id: 343eec77e7 (このIDを非表示/違反報告)
梓桜 。 - はじめましてこんばんは、嵐,泉が最推しのうち2人になっている嵐ちゃんに好きが溢れて止まらない者です。 とても素敵なお話で泣いても泣いても涙が止まりません…こんな素敵なお話をありがとうございます。 (2020年10月26日 1時) (レス) id: f31cec74f3 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - 夢小説でこんなに泣いたの初めてです。このコメント書いてるときも泣きながらです(笑)こんなに感動できる小説を書いてくださりありがとうございます。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: 759e209269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シユ* | 作成日時:2017年1月9日 2時