014.真か企みか ページ15
「.........」
『.........』
会話のない静かな空間。
無言でも落ち着く関係なんていうのもあるけど瀬名先輩となれば話は別だ。
「............ねぇ。」
そもそも私のプロデュースが気に入らないなら自主練にして無理に参加しなくてもいいのに___
「...ねぇ!さっきから呼んでるんだけどぉ!」
『は、はい!...何ですか?』
「.........」
『...?瀬名先輩?』
「...何で俺だけ瀬名先輩なわけ。」
『......え?何でって先輩だからです。』
「王さまはレオ"さん"なのに?」
『それは...そうですね。...もしかして瀬名先輩もそうして欲しいんですか…?』
「違うけど。」
『...ですよね。』
別に何とも思ってないとはいえそこまで即答されると辛いものがある。
「...でも許してあげる。」
『......ん?』
「別に深い意味はないから調子に乗らないでよねぇ。ただ俺だけ距離置かれてるのが気に入らないだけ。」
瀬名先輩は何か企んでいるのだろうか。
先輩を敬えと煩い彼が意味もなくそんなことを言うはずがない。
『や、大丈夫です...。』
意図が読めずそう返すと思いの外瀬名先輩の顔が僅かに曇った。
「.........あっそ。」
彼は気まずそうに私から目を逸らした。
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櫻田たると(プロフ) - 滅茶苦茶泣きました!胸がいっぱいになる素敵なお話でした。終わってほしくないっ!て過去一感じた作品です。嵐ちゃんだいっすきなのでフォーカスを当てて書いてくださりありがとうございますっ (1月29日 2時) (レス) @page50 id: 3341c19ec1 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - めちゃめちゃ泣きましたありがとうございました(TT) (2022年6月19日 2時) (レス) @page50 id: be4291906f (このIDを非表示/違反報告)
紅狼鬼 - 涙が止まりませんでした。最高に素敵なお話で…knights推しの私にはたまらない話でした (2021年4月13日 7時) (レス) id: 343eec77e7 (このIDを非表示/違反報告)
梓桜 。 - はじめましてこんばんは、嵐,泉が最推しのうち2人になっている嵐ちゃんに好きが溢れて止まらない者です。 とても素敵なお話で泣いても泣いても涙が止まりません…こんな素敵なお話をありがとうございます。 (2020年10月26日 1時) (レス) id: f31cec74f3 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - 夢小説でこんなに泣いたの初めてです。このコメント書いてるときも泣きながらです(笑)こんなに感動できる小説を書いてくださりありがとうございます。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: 759e209269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シユ* | 作成日時:2017年1月9日 2時