お隣さんと告白。 ページ37
… ば か じ ゃ な い し ?
えお「いやバカだろ。大馬鹿だよ」
とりあえずバカを連呼するえおえおさん。
『そんなバカバカ言うなっ!!!』
私の言葉にあははっ。と笑ってさりげなく。本当にさりげなく。
そばにいた、猫をそっと抱き上げるようにさりげなく。
えお「まぁ、そういうところが好きなんだけどね」
と笑っていった。
…え??
『…それは、どういう意味…?』
私の言葉にえおえおさんはふんわりと微笑んだまま、またもさりげなくこう、私に告げた。
えお「ん?だから、Aが好きだよ。普通に、ひとりの女の子として」
開いた口が塞がらない。とはまさにこのことかもしれない。
たぶん、人生史上最高に間抜けな顔してるはず。
えお「今回、俺はAのこと守れなかった。でも、次からは絶対に守ってみせる。守りたいんだよ。大切だから」
だから…
えおえおさんがその言葉を言う前に私は抱きついた。
『守ってられるだけの、お姫様は、嫌。私もあなたを守りたい。大切だから。大好き、だから』
耳元で息を呑む音が聞こえる。それすらも、愛おしい。
『好き。私も、えおえおさんが好き…んっ』
その言葉が空気中に流れるのを防ぐように。まるで、私の言葉を飲み込むかのようにえおえおさんの口が私の口を塞いだ。
そっ…と顔を離すと伏せていた目を合わせて、えおえおさんは嬉しそうに微笑んだ。
えお「俺と、付き合ってください」
『…もちろん。よろこんで』
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終わったようで終わってない物語←
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柚鈴稀(プロフ) - テルさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけると幸いです。頑張りますね。応援よろしくお願いします!! (2015年7月26日 18時) (レス) id: d06c12a845 (このIDを非表示/違反報告)
テル(プロフ) - 結構考え込まれてて面白い。今後の展開に期待。がんばって (2015年7月26日 17時) (レス) id: 51eb590d72 (このIDを非表示/違反報告)
高宮兄弟(プロフ) - 柚鈴稀さん» いえいえ…(笑)こちらこそです。もし良かったら兄弟で日記書いてるので見てくれたら、嬉しいな(宣伝乙) (2015年5月21日 22時) (レス) id: b32382d8be (このIDを非表示/違反報告)
柚鈴稀(プロフ) - 高宮兄弟さん» はじめましてー!!おおっ!!そう言っていただけて嬉しいです!!お、お友達希望ですかっ!!ありがとうございます(´∇`)もちろんです!宜しくお願いしますっ (2015年5月21日 21時) (レス) id: d06c12a845 (このIDを非表示/違反報告)
高宮兄弟(プロフ) - どもー初めまして。面白かったです。良ければ友達、いいですか…? (2015年5月21日 21時) (レス) id: b32382d8be (このIDを非表示/違反報告)
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