【MSSP】お隣さんは2歳下【えおえお】

お隣さんといってらっしゃい。 ページ22

コラボ実況は大盛況だった。

まぁ、もちろん少なからずアンチも湧いたが。

Part1を投稿してから約2週間。半分ほど…場面でいえば、私ときっくんが戦ったところまではFBの動画編集。
残り半分は、私の動画編集。

同じゲーム、同じメンバーでも少し違って見えるのが動画編集の面白いところだ。

『…あ、やば…バイトだ』

半日近くパソコンの前で座っていた体はバキバキで、目もしょぼしょぼする。

この状態でバイトに行きたくないなぁ…と思いつつ腰を上げる。

ふとケータイを見ると通知が来ていた。

【えおえお】＜Aバイトでしょ?動画編集無理しなくていいんだからな??

些細な通知でも彼から来たのだけはすごく嬉しくて。

どうしてだろう。きっと誰に言われても嬉しいんだろうけど、彼に言われるのが一番嬉しくて。


『うっわ!!遅刻する…っ!!…いってきます!!』

誰もいない部屋にそう言えば、隣からいってらっしゃい。って聞こえた気がして。

『…っ!?』

外に出てそっと彼の部屋を見上げると、彼はベランダの柵に頬杖をついて、こちらを見下ろしていた。

『…えお…くん…』

そっと小さく名前を呼べば彼は微笑んで

えお「が ん ば れ」

と口ぱくで伝えてくれた。

私はLINEでありがとう。と伝えて、赤いであろう頬を隠すために身を翻して見慣れた道を走り出した。

お隣さんとキヨの彼女(仮)。→←お隣さんと俺。

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